泣いて喜んでくれる利用者

ー 介護サービスの提供を始められて、御社施設の利用者の満足度はいかがですか?どういったご感想が寄せられているか教えて下さい。

ある高齢者の方から頂いた言葉が嬉しかったですね。その方は、元々社会福祉法人で働いていた方で、福祉施設のネガティブな面をたくさん見てきた方でした。なので、歩行困難になっても既存の介護施設に入らずに家から出ない生活を選択されていました。そんなときに当社の施設を紹介で知って頂いて、ご利用頂くことになりました。

その利用者の方から、「これまで家でテレビを見るだけの生活で社会との接点がゼロになってしまっていたけど、ハーモニーの施設に来ることでもう一度社会と関われた。ありがとう。」と泣きながら感謝の言葉を頂いたんですよ。人から泣きながら「ありがとう」と言われた経験を、ボランティアではなくお金を頂く仕事で得られるなんて思ってもいませんでした。介護って尊いサービスだなと心から思いましたね。

ー それは嬉しいですね。

また、他の施設から受け入れを拒否された方も多く受け入れています。そういう方の状態が徐々に良くなっていくのを見るのもやはり嬉しいですね。

ー 施設側が受け入れを拒否することってあるんですか?

当社では、ポリシーとして受け入れを拒否することはありません。ただ、現実的には他の施設でそういったことがあるんです。特に認知症の方は保険点数が高くないので介護施設がもらえるお金が少なく、且つ、受け入れ後の対応が大変なので、拒否されるケースがあります。

認知症ケアの優位性を高めたい

ー 認知症の患者数は年々増えているので、解決しなければならない問題ですね。

そうですね。最近、当社の施設は認知症に対してサービスの優位性があることが分かってきたので、その専門性を高めたいと考えています。

ー どういった点で優位性があるんですか?

非常にシンプルです。認知症の方に対しても、普通の人として向き合うだけです。認知症の症状には、中核症状と周辺症状があります。中核症状の一つに見当識障害といって、自分がいる場所、時間、人物などが分からなくなる症状があります。これは脳の障害なので、現代の医学では改善が難しいと言われています。

一方、周辺症状に関しては改善できると言われています。例えば、暴言や徘徊などは何らかの不安やストレスによって引き起こされます。自分が言おうとしていることが言えないストレスや、誰もそれを汲み取ってくれないイライラなどですね。そういったときに押さえつけるようなコミュニケーションをしたり、適当にあしらったりしてはいけません。あくまでも本人を尊重して接することが大切なんです。

そういったサービスレベルで当社に強みがあるので、今後ブラッシュアップしていきたいと考えています。認知症という言葉が出てきてまだ15年程で、研究もまだまだ途上にあるので、その分野のパイオニアになりたいですね。

日本の介護を持続可能な産業へ

ー 非常に意義のある取り組みですね。改めて、ザ・ハーモニー株式会社の事業ミッションを教えて頂けますか?

「日本の介護を持続可能な産業へ」が当社のミッションです。その中でもまずは、自分たちが受けたいと思える、あるいは、自分の親に受けてもらいたいと思える介護サービスを提供することがまず第一だと考えています。

ー そのために必要な要素が、「ホスピタリティ」や「明るい介護」、「キレイな環境」ということですね。

そうですね。介護業界はどうしても暗い話題が多いですが、まだまだやれることは多いはずです。また、業界の課題自体が逆にチャンスだと考えています。地方には介護以外に目ぼしい産業が少ないですが、高齢者は必ず存在しています。

そこで適切なサービスを提供できる魅力的な会社があることによって、超少子高齢社会という課題と、地方の若者の雇用創出、ワーキングマザーの雇用創出といった様々なテーマに対応することができます。それが地方創生に繋がるはずだという手応えを感じているんです。当社は「介護の会社」ではありません。「社会課題解決企業」でありたいと思っています。その中で今現在取り組んでいるのが、「介護」であるという認識です。

5年以内のIPOを目指す

ー 今後の事業の展望について教えて頂けますか?

まず、5年以内に上場を果たすことが目標です。東京でもなく、福岡の都市部でもない飯塚・嘉麻地方の田舎にある会社が上場することは、世の中にインパクトを与えられると考えています。それによって地方創生に対して良い流れを生み出したいですし、会社をパブリックな存在にすることで更に魅力的な会社にしていきます。

ー 事業内容としてはどういった展開を検討されていますか?

これまで運営してきたデイサービスに加えて、間もなく老人ホームを開設する予定です。その老人ホームでは、通常のサービス提供に加えて、地域課題の解決につながることも実施します。まず、保育園を併設させたいですね。施設で働く人が自分の子供を預けられることでワーキングマザーの課題を解決する。また、子どもたちと高齢者が触れ合えるようなコミュニティも形成したいと考えています。これから超高齢化社会に突入していくにあたって、子供のころから認知症に関する知識を持っておけばよりよい社会をつくっていけると思います。

介護業界に変革を起こす経営人材募集!

ー 開設されたらぜひ見学に伺いたいです。最後に、UIターン人材を採用したい理由を教えて頂けますか?

やはり第一線でビジネスの経験を積んだ方と一緒に働きたいというのが一番大きいですね。地方で事業責任者や経営人材を探すのはどうしても難しいです。当社が実現したいビジョンや計画の達成スピードを上げるためにも、そういったスキルと経験を持った人材のジョインが必要だと考えています。

また、別の言い方をすれば、事業経営ができる人材にとって、地方にはチャンスが溢れています。私たちが取り組んでいる介護サービスやそれに対するソリューションの開発は都会よりも地方におけるニーズが強いですし、有効活用できる古民家や廃校などの遊休資産も地方には多いです。そういった地方における課題とアセットを活かした事業に挑戦できることをチャンスだと捉えられる人と一緒に働きたいですね。

ー 親の介護のためにUターンを検討される方は多いですよ。その意味でも、Uターン人材と介護領域は親和性が高そうですね。

確かに、共感性は高いかもしれませんね。私たちがもっと実力をつけて、そもそも介護離職が必要ない世の中をつくりたいとも思います。

ー 御社のビジョンに共感してくれる方がジョインしてくれると私としても嬉しいです。高橋さん、本日は有り難うございました!

会社情報

所在地福岡県飯塚市柏の森514-4
設立年月2012年4月
社員数15名
関連業界介護
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