50年続く大学発ベンチャー!

コア技術を武器にグローバルへ挑戦

私たちについて


西部技研は、「大学発ベンチャーの先駆け」とよく言われます。その理由は、創業者である父が九州大学工学部の研究員だったからです。「世の中の役に立つ製品を研究・開発したい」との思いから、父が1965年に会社を作ったのが始まりです。

創業当初から、環境保全・省エネ機器メーカーとして、非常にニッチな分野に特化してきました。大気汚染を軽減できる当社の技術は海外の需要も多く、欧州、米国、中国、韓国にも拠点展開しています。

今後も開発を続けると共に、販路を世界に拡大し100年企業を目指していきます。

事業内容


創業当初から、全熱交換器や除湿器のコアとなる部品「ハニカム」の製造・販売を行ってきました。全熱交換器とは、換気によって失われるエネルギーをリサイクルする、省エネルギー装置です。オフィスビルや学校、病院から工場まで幅広い建物に導入されています。

全熱交換器の技術がスウェーデンから日本に入ってきた時、父はニーズを先取りし、国内で初めてハニカムを製造しました。現在ではハニカムを使う機器の完成品(全熱交換器、デシカント除湿器、VOC濃縮装置など)も、開発・製造から販売まで一貫して行っています。

十数年前からは除湿機と建屋がセットになった工業用ドライルームの施工も始めました。現在はハードウエアだけでなく、最適なシステムエンジニアリングも併せて提案し、お客様の空気や環境に関する問題の解決に力を入れています。

また社内に保育園(はにかむ保育園)を開設して、従業員および地域の方々をサポートする事業も行っています。

創業のストーリー


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九州大学の研究員だった父が、企業の依頼を受けて委託研究を始めたことがきっかけです。当時は九大の前に古い倉庫を借りて仲間を集め、大学を退勤したあと夜中まで研究していたそうです。

ものづくりが得意だった父は、「このままアカデミックな研究を続けるより、世の中の役に立つ製品を作る方が面白いんじゃないか」と考え、大学を退職して起業しました。

そしてスウェーデンで開発された全熱交換器が日本に入ってくると聞き、その心臓部となるハニカムを見て「これは国産できるな」と思ったそうです。

当時は従業員も少なかったので、コア部品に特化して機器メーカーに販売しようと考えたんですね。それで見よう見まねで作ったものが、現在の製品のもとになっています。

私たちの強み


一番の強みは、ハニカムというコア部品を作る技術があることです。全熱交換器や除湿器を製造するメーカーでも、ハニカムは他社から購入しているところが多いんですよ。

私たちはハニカムも含めた機器の製造を行い、設置場所となるドライルームの施工まで一貫して行っています。お客様の要望に対して、コア部分から丸ごと改良することができるんです。

エンドユーザーのフィードバックをいただけることが競合との大きな違いですね。

現在、自動車のEV化やドローン、太陽光発電システムで使用されるリチウムイオンバッテリー(以下LIB)の市場が好調です。

西部技研はLIBの製造工程に必要な「ドライルーム」向けの技術に強みがあり、マイナス100℃になっても結露しないほど湿度を下げることが可能です。

LIB需要の拡大により、グローバルでも大きく売上を伸ばしており、グループ全体では海外の売上が7割を占めます。

目指す世界、実現したいこと


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グローバル化をさらに拡大したいですね。今、中国で大気汚染に対する新しい規制ができたので、大きく需要が伸びているんですよ。

今後、他に同じ問題を抱えている国、例えばASEANやインドなどポテンシャルのある市場に、積極的にアクセスしていきたいですね。

また、製造時にドライルームを必要とする有機ELや電池工場の需要に加え、半導体も伸びていくでしょう。私たちが持っている「ドライな環境」に関する技術を、国内だけでなく海外にも幅広く提供したいと思います。

新規事業として、植物ハウス向けCO2排出装置の開発にも取り組んでいます。ハニカムローターなど既存事業における西部技研の得意領域には除湿・匂いを取る・環境の制御が挙げられ、技術の応用先として農業分野がマッチしたんです。

抱えている課題


さらなるグローバル化を実現するための、人材が足りないことです。西部技研の拠点はスウェーデン、ポーランド、中国など各地にありますが、元の技術は日本でイニチアシブを取って発信していくべきだと思っています。

グローバル案件の増加に伴い、海外のグループ企業も含めた連携など、グローバルの経営体制を強化することが不可欠な状況です。

また植物ハウスなど、新規事業もどんどん立ち上げていきたいので、その役割を担っていただける方としてこれまで当社が採用してこなかった人材層へのアプローチも大切だと考えています。

それと福岡の人って、地元が大好きで出たくない人も多いですよね(笑)。海外に出ていける人材が欲しいと思いつつ、一方で本人たちの事情もあるし、無理にとは言えません。そういう意味でも、多様な人に来てほしいと思っています。

移住検討者へのメッセージ


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西部技研は大学発ベンチャーの走りで、自主独立してやりたいことをやってきました。私たちが持っているコアな技術の可能性は、まだまだ広がると思っています。

「グローバルな企業で働きたい」「今までの経験を活かして成長したい」「色んな研究開発がやりたい」と思っている方に、多様な活躍の場があります。もっとテクノロジーを取り入れた開発もやっていきたいですし、営業など研究以外の領域で活躍してもらってもいい。

グローバル案件のプロジェクトマネジメント、新規事業のマーケティング、調達、DX推進、生産管理など様々な人材を必要としており、企業と一緒に成長することにワクワクできる、好奇心旺盛でチャレンジ精神のある人をお待ちしています。

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社員紹介・インタビュー


Interview

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東久保さん

入社以前にしていたこと

出身は福岡県筑紫野市です。九州工業大学を卒業した後、就職で埼玉に行き、商品を包装する機械の設計をしていました。仕様書に応じた図面を3DCADを使って描く仕事です。

もともと機械系エンジニアの職を探していて、福岡の就活フェアにその会社が持ってきていた機械を見て「楽しそうだな」と。

そこで4年働いたんですが、親から「筑紫野の家を継いでほしい」と言われ、埼玉にずっといるイメージもなかったですし、帰ることにしました。それで転職活動して、西部技研に入りました。

入社した理由

福岡に帰ることを決めてから、いくつかの転職エージェントに登録しました。埼玉からの転職活動は大変でしたが、Skyp面接にしてもらったり、有給を使って福岡まで来たりして。

あとは年末年始に帰ってきたタイミングで、色々な面接を受けました。

その中で筑紫野の実家から通えて、前職の3DCADのスキルが活かせる職場を条件に絞っていったところ、ピタッとはまったのが西部技研でした。

今、取り組んでいること

今は除湿器の「ユニット」と呼ばれる、大きな箱型部品の設計をしています。営業技術の人が作ってくれた外形図に合わせて、材料をどう配置するかなどを考えています。

ソフトは違いますが、流れは同じなので前職のスキルも活かせていますね。前の会社との違いは、仕事の自由度の高さです。

以前は部品1つ作るにも、上司に図面を見せて「なぜ必要か」の詳しい説明が必要でした。今は、自分で考えて「やりたい」と言えば「いいよ」と任せてもらえるので。

職場は年上の人が多いですが、皆さん丁寧に教えてくれますし、楽しく働いています。

福岡に移住しようか考えているなら、早めがいいと思いますよ。「行きたい」と思いながら今の場所に留まるより、早く福岡に来てスキルを身につけた方がいいと実感しています。

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野田さん

入社以前にしていたこと

出身は北九州市です。福岡大学を出た後にプラントエンジニアリングの会社に就職し、東京や千葉・岡山などを転々としました。転職した理由は、昔ながらの社風が自分と合わなかったからです。

例えば部長に伝えたいことがあったら、必ず課長と主任を通さなければいけなかったり。もっと楽しく自由にやれる会社で働きたいと感じるようになりました。

休みで福岡に帰った時、西部技研で働いていた大学の先輩から「採用の仕事に興味ない?」と聞かれたんです。

当時の仕事は購買だったんですが、もともと人事をやりたいと思っていたこともあり、面接をお願いしました。そこで採用して頂き、今に至ります。

入社した理由

大学の教授と西部技研の社長につながりがあったので、以前から会社のことは知っていました。

先輩の紹介で面接を受けたのも、すでに雰囲気がわかっていて、自分が働きたいと思うイメージに近い会社だと思ったからです。

実際に入ってみると、社風は自由だし、理由の分からないルールに縛られることもないし、転職してよかったと感じています。

大学の研究テーマが人に関わることだったので、人事という仕事に魅力を感じていました。

組織の中で個人が輝けるステージを作れば、その人のポテンシャルも発揮できるし、企業が成長する土台も作っていけるはずだと思ったんです。会社や組織の根本は人で動いていますから。

職場は人生の大半の時間を費やす場なので、自分のためにもより良い場所にしたいと。ものづくりやグローバルに展開していく面白さも魅力ですね。

今、取り組んでいること

今は主に、新卒採用を担当しています。求人を大学に持って行くところから内定フォローまでがメインの仕事です。その他の時期に中途採用の業務もやっています。

今後は、会社がさらに成長できる土壌を作ることが仕事かなと。人を採用することも大事ですが、その人たちに「この会社で長く働きたい」と思い続けてもらうことはもっと大事です。

社員数300名、売り上げも100億を超えたとはいえ、社内には中小企業で長年やって来た雰囲気がまだあるので。

大企業から来た人は、ルールが明確ではないとか、システマチックに動けないと感じるかもしれません。人の管理も含めた社内の課題を改善し、さらに成長しするための組織作りをやっていきたいです。


YOUTURNからのコメント


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高度な技術力で世界へ羽ばたく福岡発ベンチャー!


高尾大輔

YOUTURN 取締役 キャリアコンサルタント


世界でも有数のコア技術を持ち、部品だけでなく完成品まで事業を拡大している西部技研。

現在は更なる事業発展を見据えて、技術者はもちろん、事業立ち上げや管理・コーポレート部門など幅広く中途採用を募集中。世界各国からの需要と、そのスピード感に耐えうる社内の体制構築を同時で進めているようです。

そして触れておきたいのが、代表隈(くま)さんのお人柄。極めてニュートラルな人当たりを感じさせますが、その芯には会社を大きく強くする、という強い信念が見て取れます。

創業時から受け継がれる技術への探究心や、会社の敷地内に保育園を併設し現代の共働き世代への配慮など、「変わる」ことを前提とした経営哲学。

「福岡から世界に」の大本命と言える企業ではないでしょうか。

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会社概要


Company profile

事業所(本社)

福岡県古賀市青柳3108-3

資本金

10,000万円

年間売上

非公開

代表者

隈 扶三郎

設立年月

1965年7月

従業員数

300名

関連業界

製造、環境部品メーカー

url

http://seibu-giken.co.jp/

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