レガシー産業にIT技術でイノベーションを!
課題解決のプロフェッショナル集団
私たちは福岡・北九州を拠点に、「産業のアップデート」をビジョンに掲げてビジネスを行うITのスタートアップです。
従来の仕組みに課題を感じている、またDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進していきたい企業様と一緒に、IT技術を駆使したソリューションを開発。
さらに、同様の課題を抱える業界向けにソリューションを汎用化、展開しています。
私たちは、クライアントの課題をヒアリングし、その課題を解決するためにIT技術を駆使し0→1でソリューションを提案、開発します。
しかし、1社だけがDXに成功したところで、本当の意味で「産業のアップデート」を実現することはできません。
また、クライアントが抱えている課題は、その会社だけの課題ではなく、同じ業界や業態に共通する課題とも言えます。
そのためクアンドでは、個社の課題の抽象度をあげ、それに対するソリューションをパッケージとして開発・1社ではなく業界全体に提供することで、産業全体をアップデートしていくことを試みています。
具体的には、1社のクライアントのニーズをヒアリングして開発する、いわゆる受託開発のスタイルではなく、クライアントと共に販売戦略を練り、パートナーとしてプロダクトを提供していくビジネスモデルをとっています。
さらにクライアントには実証実験的にプロダクトを使ってもらいながらソリューションを磨き、より多くのユーザーのニーズに応えられるよう、汎用化を進めています。
私たち(CEOの下岡とCTOの中野)は、北九州で育った小学校の同級生。
別々の大学院を修了後、下岡はP&Gや博報堂コンサルティングで経験を積み、中野はエンジニアとして海外での通信事業の立ち上げなどを経験しました。
その後互いに起業しようとしていることを知り、意見交換をしているうちに意気投合。
金儲けや名声のためにやるのではなく、新しい価値を生み出すことで人の生活が変わったり、楽しく働けるようになったりするような、他者に貢献したいという深い部分で共感したのです。
こうして2017年4月、共同経営という形で株式会社クアンドを立ち上げました。
「クライアントの課題解決のためになんでもできること」でしょうか。
課題をキャッチするところから入って幅広くソリューションを考える、そのうえで、事業化や実装まで責任を負う。
プロダクトアウトではなくマーケットインで、さまざまな現場に足を運びながらクライアントと二人三脚で課題解決に取り組めるおもしろさがあります。
ウェブから通信まで幅広いテクノロジーに対応できるエンジニアや、マーケティングに強い会社で経験を積んできたメンバーなど、スキルセットの異なるメンバーが一緒に働くからこそ挑戦できているのだと思います。
私たちは北九州など高度成長期を支えた都市が栄えていた時代を知りません。
最盛期を超えた後に生まれて、人口が減ったり、商店街がシャッター街になったり、遂にスペースワールドもなくなって、どんどん縮小していく都市を見てきました。
でも、地元にはまだまだポテンシャルのある企業が存在していて、都市としての魅力も十分にある。
私たちはデジタルの技術を使って、企業を改革したり、昔の勢いを失っているけれど必要不可欠な産業を復活させたり、ワクワクするような仕事を北九州というエリアにこだわらず、日本全国に、また世界中に作っていきたいと考えています。
そのために、システムを作って納品して終わりというものではなく、実際の現場に足を運ぶなかで浮かび上がる課題の本質に目を向けます。
クライアントの抱える課題の把握やマーケット調査・ソリューションの提案からその事業化と実装まで、すべての工程に関わりお仕事をさせていただくことが増えています。
創業当初は受託開発をメインで行っていましたが、産業全体の課題を解決するために、受託開発はやめ、クライアントをパートナーとしてプロダクトを提供していくビジネスモデルへと舵を切っています。
この状況でアクセルを踏んでいくにあたり、エンジニアはもちろん、プロダクトデザインやカスタマーサクセス、営業やマーケティングなどビジネスサイド側の人材を必要としています。
北九州では、特に製造業などは規模感が大きく、一方で、IT技術のノウハウが追いついていないという側面があります。
つまりここには、難易度の高いおもしろい仕事がたくさんあるということ。
いわゆる「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「インダストリー4.0」と呼ばれるものの土壌は、東京よりもずっとあると思います。
それに加えて福岡がおもしろいのは、業種を超えた横のつながりが広いこと。例えば銀行の頭取さんや大学の学長などと直接地方ビジネスの話ができる。
社会を動かしている感覚や社会への影響力は、私たちが東京で会社員をしていたころよりもずっと強く感じています。
入社以前にしていたこと
出身は福岡で、北九州の高専でハードもソフトも両方関わる、ロボット制御に近い分野を学びました。
卒業後に入った会社で栃木に配属され、通信機器の生産工場で3年半ほど働きました。
入社時の希望はソフト開発やSEだったのですが、配属先がたまたまハードウェアの品質保証部だったんです。
仕事をしながらもソフトウェアか開発に携わりたいという希望は持ち続けていました。いつかは福岡に帰りたいと思っていたこともあり、切りのいいタイミングで転職活動し、クアンドに入社しました。
入社した理由
北九州市で仕事を探しているときに『クアンド』を見つけ、代表の下岡と中野と話しました。他の会社へも話を聞きに行ったのですが、早い段階からクアンドに絞っていました。
転職を意識した時に、仕事における幸福度をすごく考えたんです。そこで、仕事にどれだけ裁量を持ってやれるかや、選択できる範囲の広さが自分の満足度につながることに気づきました。
『クアンド』なら、そういった自分の思いとも矛盾せずやっていけそうだと。あとは純粋に、仕事の内容が面白そうだと思ったことが決め手ですね。
今、取り組んでいること
今はソフト開発もハードも両方やっています。それまで開発の経験はなかったので、技術的なキャッチアップは結構がんばりましたね。
去年入社した時から、開発だけじゃなくマネジメントも含めたプロジェクト全体をやりたいと言っていて、今1つ担当させてもらっています。
自分はスペシャリストよりジェネラリストになりたいと思っているので、今後もそっちを向いていきたいですね。
『クアンド』は、やりたいことを尊重してくれる会社です。エンジニアが新しい言語を「使ってみたい」と言って実際にプロジェクトに採用されたこともありますし、個人の希望を仕事につなげようという文化がある。
やりたいことが強くある人にフィットする会社だと思います。
入社以前にしていたこと
北九州市出身で、新卒で東京のソフトウェアシステム大手に入社し、営業とカスタマーサクセスを経験しました。7年ぐらい働いた後、Uターンしたくて、全国的に転職サイトを展開する会社の福岡支社に入りました。
働きながらプログラミングの学校にも通いました。そこでスタートアップ・ベンチャーの人と出会うようになり、面白味を感じたんです。特に、小規模の会社は人事がいなくて、ちょっと入って手伝ってもらえると助かるという声をよく聞きました。
そこで会社を辞めてフリーランスになり、人事やカスタマーサクセスのコンサル的な仕事を始めました。去年、『クアンド』からプロダクトのカスタマーサクセスを手伝ってほしいと言われ、そこから社員になりました。
入社した理由
フリーランスだった当時は色んな会社と取引があり、自分のやりたいところだけお手伝いできて、加速度的に経験値が積めるのですごく楽しかったんです。
でも徐々に、常に第三者であることへの物足りなさを感じるようになりました。フリーとして出来ることの限界も感じ、私も会社の中に入って何かにガッと向かいたいなと。
『クアンド』に入社したいと思ったきっかけは、ある日のミーティングです。収益モデルについて議論をしていたのですが、その中で最終的にまとまったのは、他の案と比較してクアンドの収益率が下がるモデル案でした。
でもそこで、代表の下岡が「自分たちが目指しているのは産業自体のアップデート。うちだけが儲かればいいんじゃなくて、地方のレガシー産業を底上げすることが大切だから、それもアリだと思ってる」と言ったのを聞いて、入社を決めました。
今、取り組んでいること
私が所属するビジネスチームのミッションは、事業を前進させること。事業計画をひくところから、プロジェクト管理、広報やマーケティング、販売戦略からPoCの実施まで、本当にあらゆることを行っています。
20年4月からはビジネスチームも3名となり、今までよりもっと加速してあらゆることに取り組んでいくことができそうです。また『クアンド』では「プロフェッショナル・プロアクティブ・プレジャー」という3つのPを掲げています。
どんな仕事でもプロフェッショナルとして取り組むこと、自分の仕事じゃなくても積極的に取り組んでいくプロアクティブな姿勢が働く上で必須かなと。
さらに、その根底にプレジャーがあってほしいですね。働くことを楽しいと思えて、レガシー産業をアップデートすることに喜びを感じらる人が『クアンド』には合っていると思います。
福岡県福岡市中央区大名2丁目4番22号 新日本ビル3階 OnRAMP内
300万円
非公開
下岡 純一郎・中野雅俊
2017年4月
22名
AI/IoT/Webアプリケーション
YOUTURNからのコメント
福岡の未来を創るイノベーションカンパニー
高尾大輔
YOUTURN 取締役 キャリアコンサルタント
高い技術力とビジネスアイデアが融合したコンサルティングや業界に変革をもたらすプロダクト開発で、福岡ならず地方や、世界の未来を創るであろうクアンド。
CEO下岡さん・CTO中野さんは、それぞれ強みとするバックグラウンドは異なるものの、共通のビジョンや揺るがない経営理念を持ち、「産業をアップデートする」ために様々なビジネスに取り組んでいます。
また技術テーマには拘らず、あくまで「課題ありき」。必要な技術は、課題に最適なものを選ぶ。そして、それを選ぶことができるのもクアンドの強さでしょう。
IoTデバイスや、AI/ビッグデータ解析など最新のテクノロジーから、Webアプリケーションまで幅広くソリューションを提供できることで、事業領域も広く活躍することができそうです。