デジタルとインサイトで企業に変革を。

2年間の変革の時を経てリグロースへ

私たちについて


FCCテクノは、1962年に創業した「福岡電子計算センター」を前身とする、西日本最古の老舗IT企業です。

創業以来、SI(システムインテグレーション)と、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング )を事業の主軸としてきました。

2021年の代表取締役交代を機にマネジメントを30代に刷新し、事業と組織の再編を実行しました。今では、伝統と変革が共存する、新しい会社・挑戦する会社となっています。

2023年度からは経営局面を「事業再生」から「リグロース(再成長)」にシフト。企業が抱える課題を、デジタルの力で解決に導く事業展開を加速しています。

事業内容


「DX・経営コンサルティング」「システム開発」「保守運用・受託」を主な事業としています。

私たち自身の変革で得たノウハウや技術をもって、お客様の課題を理解し、寄り添いながら、経営課題を抱える企業の変革を支援しています。

システム開発やコンサルティングのみならず、お客様のバリューを考え、常に最適な手法を組み合わせています。

前提となる数値データを整え、デジタルテクノロジーやインサイトで意思決定を支え、変化を起こすのが私たちの役割です。

代表取締役就任のストーリー


約60年前、福岡の修猷館高校の同級生が卒業後、資金を集め、当時日本に数台しかない最先端のコンピュータを購入し、FCCテクノの前身である福岡電子計算センターを立ち上げたのが始まりです。

今のスタートアップの走りのような感じですね。30年前、福岡でIT企業といえば当社でしたが、興隆が早かったからこそ、ピークは20年前で、その後次第に衰退の道へと進んでいきます。

2020年には、最盛期に300名いた職員数、売上ともに半減するまでに至りました。4代目の代表が引退される際に、私に声をかけていただき、2021年に事業承継いたしました。

私自身は当初税理士だったのですが、20代後半から、政府系の時限組織に移り、事業再生に関わるようになりました。この過程で、再生計画策定に留まらず、さまざまな規模の企業に実際に常駐し、事業の立て直しをおこなってきました。

事業承継の話を聞いたとき、西日本最古のIT企業と称するFCCテクノの歴史と、福岡・九州におけるポジションが面白いなと感じました。この会社であれば新たな事業体を作れるだろう、と確信し、二つ返事で引き受けることとなりました。

私たちの強み


私たちのサービスは、コンサルティングから、システムインテグレーション・BPOに至るまでを一気通貫で担うものです。私たちの強さは、息を吸うように変化できる体質にあります。

コンサルティングもシステムインテグレーションもその在り方からして、めまぐるしく変化していきます。この変容に追従できる体質こそが、私たちに競争優位性をもたらしています。

私たちは、2年間に渡り、全てを変革しました。「残ったのは社名だけだね」と冗談のように語り合います。

お客様との向き合い方、サービス・技術はもちろんのこと、取締役を全員、会社経営経験を有する30代へ入れ替えました。

更に、呼称、服装、オフィス環境・ワークスペース・コミュニケーションの在り方、徹底したペーパーレスなど、「Agility」と「Open & Flat」を価値観の軸とした、あらゆる転換を行いました。

この過程を通じ、私たちは新たなサービスや知見を得ることに成功し、コンサルティングの内容も、当社に集まる人達も、変化していきました。

変化し続けることこそが、自分たちの強みを生む原動力であり、サービスの源泉であると考えています。

目指す世界、実現したいこと


私たちは、変革を好みます。よりよい明日を作り出すことに喜びと愉しさを見出します。老舗企業ですが、変革と聞いて構えず「面白そう!」と思える人が集まっています。

会社の根っこから変革を続けてきたからこそ、創立間もないスタートアップよりも柔軟な組織運営ができていると思います。

価値観と習慣を変え、プロセスをデジタル化する。個人が最大限の価値を発揮できるよう、真摯に人に向き合う。何よりも、データに基づき果断に決断する。

その結果、静かに息を引き取ろうとしていた老舗が蘇り、新たな戦略を取りうるまでに至る。手前味噌ですが、この経験をおすそ分けしていきたいと感じています。

私たちは、財務アドバイザリー、ITコンサルティング・システムインテグレーション・BPOを一気通貫で担い、地方企業の変革を支える存在でありたいと思います。

その結果、自由に働ける会社が増え、自分の軸を持ち、しなやかに生きる人が増えたなら素敵だな、と。

職員にも、自分の軸で生きることを求めています。会社から自立した大人が集まる会社こそが、これからの時代は生き残っていくように思うのです。

抱えている課題


未来よりも、明日をどう生きるかという切迫した直近の2年間、事業再生という目標に職員が一丸となって向かってきました。10年を1年で変える速度で順行させることを大事にしてきた結果、再生を為しえることができました。

これからは、古きを廃し変革ばかりを続けるわけにはいきません。企業も人もいずれは消滅することを考えると、限られた時間で私たち自身が「どう生きるか」を真摯に探り、実現する必要があるからです。

そこで私たちは、自分が信じる地方でしなやかに生きていくぞ、という旗を立てようとしています。

組織・カルチャーを根っこから問い続け、この時代になぜ会社を組織するのかを考え、そして何よりお客様に対して付加価値の高いサービスを提供し続け、高収益体質を維持していくことが重要です。

地方都市の中小企業であってもお客様の変革に対する意識は先端を行けるように、極めて高いハードルを自らに課すと同時に、最大限の力を発揮できる環境をいかに整えていけるか。私たちが抱える新たな課題です。

しかし今の私たちであれば、必ず、新しい価値観を打ち立てることが出来るのではないかと考えています。

移住検討者へのメッセージ


地方企業では「これまでのキャリア」と表現される職務経歴ではなく、その人自身の価値が問われます。会社の看板や経歴から離れたときに何ができるか、できるようになりたいか。

「地方企業は人を見る目がない」「給料は安くて当たり前」地方の中小企業にレッテルを貼るのは簡単ですが、私たちは既にバリューベースでの評価を始めています。

お客様に価値を提供できるなら新卒でも待遇に差がつき、キャリア採用も、抽象的な課題と打ち手を整理できるなら見合うオファーを提示します。

会社や大都市のプラットフォームの上で戦っている事実に気づき、思索を深めることが、移住を決断できるか否かの第一歩です。下駄を履かせてもらって生きていく方が適していると判断されるのであれば、移住はお勧めしません。 自分の軸で生きたい、周りがどう言おうが価値観に向き合いたい、と考えたときに、福岡が真っ先に思い浮かぶのであれば、一緒に新しい生き方をしましょう。

東京に後れない、私たち自身の看板で、生き方を探しましょう。地方移住は単に働くロケーションが変わるということではなく、そういった位置づけであると思います。

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社員紹介・インタビュー


重岡さん

入社以前にしていたこと

2005年に新卒でFCCテクノに入社しました。大学までを九州で過ごし、文系の学部出身ではありますが、IT人材が特に求められていた時代だったので、エンジニア職に興味がありました。

入社した理由

九州・福岡で仕事がしたかったことと、IT企業のなかでも独立系だったことがFCCテクノを選ぶ決め手になりました。ある程度自由度が高く、裁量を持って仕事ができるのではという期待があったんです。

今、取り組んでいること

エンジニア、カスタマーサポート、BPOのチームリーダーを経て、2022年からコンサルティングを任されています。

医療機関の財務改善プロジェクトを中心に、並行して数件のプロジェクトを手がけており、週2〜3日ほど現場に張り付くこともあります。

会社が向かう「リグロース」はあくまでも結果であり、仕事において自分ができることをひたすら増やしていき、「リグロース」に繋げていきたいと考えています。

マネジメント面でも、最後は自分が責任を引き受ける前提で後輩たちに仕事を任せ、のびのびと仕事をしてほしいと思います。

飯干さん

入社以前にしていたこと

大学まで九州・福岡で過ごし、2020年に新卒で入社しました。学生のころは自分のやりたいことが定まらず、就活でも大手企業と個人との表面的なやりとりに違和感を覚えていました。ただ、地元で働きたい気持ちはありましたね。

入社した理由

面接の雰囲気が穏やかで、質問内容からは就活のテクニックよりも、人間性を見られていると感じました。会社への帰属意識を求められない点も決め手のひとつだったかも知れません。

今、取り組んでいること

入社後システム開発を1年半担当し、マーケティング業務の社内公募にも手を挙げて兼務していました。現在は医療機関向けのコンサルティング事業に携わっています。

財務改善プロジェクトの現状分析のために財務諸表の情報をまとめたり、公的データの分析をしたりしています。

実はコンサルティング事業にも、西村に「担当したい」と直談判して参画させてもらいました。もちろんそのためには勉強もし、簿記2級を取得しています。

FCCテクノは、手を挙げたらほぼ100%チャレンジさせてくれる環境です。今は目の前の仕事に向き合いながら、数字の背景にある経営の姿を読み取れるようになりたいです。

専門性を高めて信頼を得ることで、安心して仕事を任せてもらうのが目標ですね。

宮本さん

入社以前にしていたこと

福岡で生まれ育ち、新卒で地場の食品卸企業に入社しました。そこで情報システム部に所属して、自社内のシステム導入や活用推進業務を担当しました。8年勤務したのちに、父が営む家業に就きました。

家業を変革したいと思いチャレンジしましたが実現には至らず、次のチャレンジを求めてFCCテクノに入社しました。

入社した理由

チャレンジを尊重するスタンスや、フラットな環境、バリューを追求する姿勢などカルチャーに共鳴したことや、お会いした若手の方々がいきいきとされていたことから、入社を決めました。家業との複業を認めていただいたことも大きかったです。

今、取り組んでいること

お客様の人事部門のシステム改変やバックオフィス業務の効率化といった、DX支援を担当しています。

取り組んで1年ほど経ち変革に至るにはまだまだで大変ですが、お客様と一緒になって良い方向に変えていけるような支援を進めていきたいです。


YOUTURNからのコメント


変革を繰り返しながら、新たなフェーズに突入


高尾大輔

YOUTURN 取締役 キャリアコンサルタント


西村さんの代表就任後、FCCテクノが一丸となって取り組んだのは、変化よりも更に踏み込んだ「変革」でした。

事業再構築のため、組織を刷新するため、ただ一つのプロセスも見逃さず徹底的に変わり続けることを自らに課してきた同社。一刹那も同じ顔を見せることはありません。

ドラスティックな変革を経てもなお、自分たちへの問いかけを止めようとはしていません。なぜ今、FCCテクノという会社組織にこのメンバーが集っているのか。敢えて地方の中小企業という舞台を選んだそれぞれの個性が、これからこの場所で、どんな生き様を見せていくのか。問い続け、磨き続け、顧客に提供するサービスを際限なく追及しています。

変わり続けてきたFCCテクノだからこそ体現できるものがあります。変革の質もスピードも諦めず、福岡の地で進化を続ける同社の挑戦に、我こそはという声をお待ちしています。

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会社概要


事業所(本社)

福岡県福岡市南区大橋4-25-30ベルエール大橋2F

資本金

10,000万円

年間売上

非公開

代表者

代表取締役 西村 秀星

設立年月

1962年7月

従業員数

134名

関連業界

DX/情報処理サービス

url

https://www.fcctech.jp/

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