今後の採用計画の方向性
今後、中途採用においては、経験職種や年齢も含め対象を広げていく構想があるようです。
経営幹部候補となりうるハイクラス人材も引き続き採用をつづける一方で、組織の多様性を考え、現場の「スペシャリスト」として専門性を深め活躍していく人材も積極的に求めていきたいとのこと。
必ずしも管理職を目指すことだけを前提としない、福岡地所内での柔軟なキャリア形成を実現するための中途採用活動を展開していくようです。
新規事業を担う事業創造部門では、ライフサイエンスや再生エネルギーなど、不動産以外の異業界をバックグラウンドに持つ方の知見を必要としています。
福岡地所といえば、商業施設のような大きな建物を建設する会社という印象が強いですが、今後の事業展開は建物の建造に限定しないさまざまな地域事業開発を手掛けていくことから、様々なバックグラウンドを持つ方の活躍の環境がこれからも広がっていきそうです。
人事部門の方の体感として、金融バックグラウンドを持つ方はどの部門でも活躍中のようです。
ファイナンス、アカウンティングやバリュエーションなど数字感覚があることで手がける分野に広がりが出ることや、不動産知識は入社後であってもキャッチアップが可能ということがその理由だそうです。
基本的に、不動産の世界は大きい数字を回すものです。
既定路線の中できちんと動かしていくことを担ってきたというタイプよりも、大きな 単位から入っていく思考性があり、説得に導ける発言力、合意形成力に強みを感じている方にとっては、福岡地所はご活躍のフィールドとなるのではないでしょうか。
他にも同社で活躍中の中途人材の傾向として、社内営業をうまく推進することのできる「商社経験」が挙がりました。fgn. (Fukuoka Growth Next……スタートアップ企業を支援する福岡市の施設。福岡地所が運営を手がける)では、チームの運営力があり、外向きな思考を持つ方を求めているようです。