化学系をベースに持つケミカルエンジニアリングをバックグラウンドに持つ方以外にも、装置など機械系や電気系のエンジニアリングに専門を持つ方にも幅広くお会いしていきたいという意向をお持ちでした。
DACは大気中からCO2を回収する技術であり、今後はこの技術を搭載した装置にも展開するとみられ、ものづくりにかかわるニーズも広がっているようです。
企業からの引き合いも多く、対外的な交渉や一連の契約に関わるなど事務方の業務も発生しているそうです。
技術者バックグラウンドで、技術系に携わりながらもマネジメントも含めて担うことのできる方がおられれば、ぜひまずはカジュアル面談を通じて会話の機会を持っていきたいとのことでした。
下記は9月の「とれたて最新企業レポート」でシェアをした情報です。Carbon Xtract社のコア技術を知っていただくコラム的な読み物として、再掲します。
DAC(Direct Air Capture)とは、どんな技術なのか?質問をしてみました
一言でいうと、大気中からCO2を回収する技術なのだそうです。
過去125年の観測歴のなか、2023年は1.7℃気温が上昇しています。異常気象の原因の最たるものはCO2であり、植物がCO2を吸収して酸素に変えるバランスが崩れていることが温暖化に繋がっていると言われているそうです。
この「余剰CO2を回収」する必要がありますが、植林では育つまでに10~20年と長い時間がかかるため、技術でCO2を回収する必要があるとのこと。
そこで「DAC(Direct Air Capture)」という技術。膜を使ってCO2を回収するという、世界トップレベルの技術を開発したのが九州大学の藤川教授です。藤川教授の技術であれば大規模施設は必要なく、家庭レベルでCO2を回収できるという可能性に期待されているそうです。
九州大学が進める国家プロジェクトとして、このDAC技術を事業として広めていくのが今回ご紹介するCarbon Xtract社の担う役割です。
九州大学はサイエンスを追求し、カーボンエクストラクトは実用化を追求していくとのこと。母体の双日が得意とする事業者側への展開を通じて、社会実装を実現させようとしています。
現在の組織は代表の森山さん、技術開発を担う藤川教授、そして営業部長、という体制。サイエンスと実用化の橋渡しを担えるような、技術人材のジョインに期待しています。まだ世の中にない技術、それも世界レベルのテクノロジーを広めていく。このDAC技術が環境にもたらすインパクトに比例して、やりがいも非常に大きなものと言えそうです。