東京の大企業から九州を支えるインフラ企業へ。全てが納得できた福岡への移住転職
福岡への移住転職を考えた時、自分だけでなく、家族にとっても暮らしやすい環境を整えることが大切です。
現在、西部ガスホールディングス株式会社で働く西田さんは、家族としっかり話し合いを重ねながら準備を進めました。移住も転職も、「納得できる形で実現できた」という西田さんに、これまでの経緯を聞きました。
新卒で情報システム部に配属され10年
ーー福岡出身の西田さんは、関東の大学院を卒業後、事務用品を扱う大手企業に入社しました。そこで情報システム部に配属となります。それは西田さんにとって、想定外のスタートでした。
大学・大学院では化学を専攻し、香りの研究をしていました。入社を決めたのも、化学を扱う部署があったからです。事前に希望も出していたのですが、全然違う情報システム部に配属されました。正直「挫折するかも、やばいな」と思っていました。
ーー新卒で福岡に戻る選択もあったのでしょうか。
それはなかったですね。大学院を卒業してすぐ戻っても、何の役にも立てないと思ったので。いつかは帰りたいと考えていましたが、まず東京や大阪で経験を積んだ方が、福岡に貢献できると思いました。
ーー情報システム部では何年ぐらい働きましたか。
10年です。最初の5年はずっと「辞めてやる」と思ってましたね(笑)。でも、誰と話しても「3年は我慢しろ」と言われ続けたので、答えがあるか分からないけれど、ちょっとやってみようと。それに辞めたとしても、次の進路の選び方もわかりませんでしたし。
情報システム部では、社内のSEとして、様々な事業のプロセスのアプリケーションの開発や運用保守をしたりしていました。
5年を過ぎた頃から、業務の大切さや学べる範囲の広さに気づいて、後半はポジティブな姿勢で働くことができました。
ーーその後、経営スタッフに異動され、業務内容が大きく変わりますよね。
そうです。10年間、ずっと大阪勤務だったんですが、突然「4月から東京」と言われ、本社の取締役秘書になりました。それまで現場しか知らなかったので、右も左もわからないまま飛び込んだ感じです。
仕事は担当役員のスケジュール管理以外に、経営会議に参加して議事録を作成したり、意思決定の支援をするなど、経営層全体のメンバーを見ながら動き回っていました。
ーー大きな会社ならではのお仕事ですね。
たくさん苦労しました(笑)。ただ、めったに経験できないことですし、ありがたかったです。あっという間に2年が過ぎ、次はECサイトのマーケティング部隊に移りました。そこにも2年程度在籍して、2021年の2月に福岡へ移住しました。
家族と話し合いを重ね、転職より先に移住を計画
ーー大阪で10年、東京で4年と、1社目でトータル14年働いた西田さん。大きな会社で順調にキャリアを重ねながらも、なぜ移住しようと思ったのでしょうか。
私が九州、妻が四国出身なので、地元から遠い場所で子育てを続けるのが本当にいいことなのか、ずっと考えていました。
実際に移住を考え始めたのは2019年の3月です。子どものため、自分たちのためを考え、そろそろ地元に戻った方ががいいんじゃないかと。妻と話をしたら、まさに同じことを考えてたと言ってくれて、具体的に話を進めることにしました。
YOUTURNに登録したのが2019年の9月。それまでの半年間は、福岡でどんな生活がしたいかを妻と話し合っていました。
ーー転職先を決めてから移住する人が多い中、西田さんの場合は移住が先行だったんですね。
そうですね。家を建てる準備も進めていたんですが、もし仕事が見つかる前に家が完成したら、先に妻に福岡に移ってもらおうと考えていました。納得できる転職先が見つかるまで、東京に残るつもりだったんです。
しかし、おかげさまで西部ガスへの転職が決まり、家族みんなで移住することができました。
ーー西部ガスと面接した時の印象はどうでしたか。
コロナ禍でほぼオンライン面接の中、たまたま、緊急事態宣言の合間に出張があるからと東京でお会いできたんです。「直接会ってお話できた方が嬉しい」と言っていただいて、きっと気持ちのいい人達が働いている会社なんだろうなと思いました。
ーー西部ガスに決めた理由を教えてください。
一番は仕事内容です。YOUTURNには、「地域貢献できる課題解決型の仕事がしたい」とお伝えしていました。
西部ガスはインフラ会社なので、もちろん地元貢献を大事に考えていますし、課題解決型の仕事に関しても、面接で「まさにそういう人を探しています」と言ってもらえました。
あとは、前職でITを10年やってきた経験や、経営スタッフで得た知見が、西部ガスのデジタル部門でも活かせそうだと感じました。
ーー現在、どのような業務をされていますか。
デジタル戦略部に所属し、様々な角度から社内をデジタル化する仕事をしています。大きな組織でITを扱うと、関係する様々な部門と関わることができるので、そこで生まれるコミュニケーションが面白いですね。
ただ、コロナ禍で出社の頻度が減っているため、当初の想定よりは社内人材とのネットワークが作りきれていません。これからもっとデジタル化を進めていくと思うので、できる限りつながりを広げて、貢献していきたいと考えています。
地元貢献できる仕事を求めYOUTURNへ
ーー西田さんは、20年ぶりに福岡での暮らしをスタートさせました。ご家族にとっては初めての福岡生活ですが、いかがですか。
おかげさまで、子どもは学校にも慣れて伸び伸びしています。自然が近いのが本当にいいですよね。東京だと、川に行ってもボール遊びするぐらいで、生き物に触れる機会がほとんどありませんでした。
こっちでは、自分でとった魚を食べたり、実家で掘った芋をそのまま焼いて食べたりと、食育も充実しています。子どもたちにとってすごくいい環境ですね。
妻も、無事に社内異動が叶って福岡で仕事を続けられていますし、好きな間取りの家を作ることができ、子ども達の様子を見ながら仕事に家事に奮闘してくれているので、忙しいながら満足していると思います。
ーー最後に、YOUTURNを利用した感想を教えてください。
今回の福岡移住に当たって、YOUTURN以外の転職エージェントには相談しなかったんですよ。なので他と比べることができないんですけど(笑)。
もともと地元に貢献したいと思っていたので、YOUTURNの「福岡にスキルある人材を連れていく」というコンセプトは自分にぴったりだと思いました。
お願いするなら、絶対この会社がいいと。最初にキャリアコンサルタントの高尾さんと面談した時も、段取りがすごく丁寧で、私のニーズや環境、考え方を知ろうとしてくださり、安心できました。
思っていたより面接の予定が入らなくて「紹介してもらえる案件が少ないかも」と思ったりもしたんですよ。でもコミュニケーションを重ねていくうちに、高尾さんが私と相手企業のニーズがマッチングするよう、すごく考えてくれてるとわかったので。
紹介後のフォローも手厚かったです。面接の後、感想を聞いてもらいながら色々と整理できましたし、そこからまたアドバイスをいただいて、すり合わせを重ねていきました。
求人数の多さより、いかに自分に合う企業を紹介してもらえるかの方が、最終的な成功率を上げるんだなと身を持って感じましたね。
<執筆後記>
納得できる仕事が見つからなければ、家族を先に移住させようと思っていた西田さん。急がば回れの考えで、YOUTURNと深くコミュニケーションを取り、結果的に家族と一緒に移住することができました。
YOUTURNでは、丁寧なヒアリングを通して、個人と企業の幸せなマッチングを叶えるお手伝いをしています。福岡への移住転職を考えているなら、ぜひお気軽にご相談ください。