「移住×転職」が万人にとっての正解ではない。それでも私が「移住転職してみたら?」と考えるわけ
移住転職コラム・ノウハウ
09/27/2024 更新
ごあいさつ
こんにちは。小野寺萌と申します。YOUTURN コンサルタントとして4年目になり、これまで累計で約400名もの方々からご相談をいただきました。
キャリアについてのお悩みは、たとえ身近な人であっても相談しづらいデリケートなお話でもあります。ましてや初対面の私を頼りにしていただけることは、コンサルタントとして、また一人の人間として大変うれしく、大きなやりがいとなっています。
「移住×転職」が万人にとっての正解ではない。
ご支援する立場ではありますが、一貫して変わらず根幹にある思いです。
インタビューを通して、私という人間がどのようなことを感じ、考え、この仕事に向き合っているのか。等身大の私を知っていただくことで、多少なりとも皆さまが安心してご相談にお越しいただける一助となれば幸いです。
お一人おひとりにとって、人生の大きなターニングポイントになり得る移住転職。
これからも、ご本人にとって納得のいく決断へ向けて、伴走してまいります。 ▼【無料・登録所要時間3分】YOUTURN会員登録はこちらから!
小野寺萌
東京都出身。幼少期を福岡で過ごす。早稲田大学を卒業後、ミキハウスにて新卒採用業務を経て、ボストンコンサルティンググループに転職。新卒採用やコンサルタントのプロジェクトアサイン業務に従事。
2021年にYOUTURNへ入社後は、一貫してコンサルタントとして移住転職者の支援に携わる。
チャレンジングな選択でも…「YOUTURNで自分のキャリアに新風を吹かせたい」
ーーキャリアコンサルタントになろうと思ったきっかけを教えてください。1社目のミキハウスでは新卒採用の仕事をしていました。学生さんと一対一でじっくり話す機会も多く、その頃から、「人の話を聞くこと」「人のキャリアの相談に乗ること」について体系的に学んでみたい、という気持ちを持っていたんです。
BCGに転職後程なくして、キャリアコンサルタントの資格を取るため、スクールに通い始めました。
私自身がユーザーとしてYOUTURNに会員登録したのが、ちょうど資格試験に合格した頃だったと記憶しています。
ーー2019年8月頃ですね。高尾さんとの初回面談は、思い返すとどんな印象でしたか?
感動しました。すごく。
コンサルタントの資格を取ったタイミングだったので、どのように話を聞いてもらえるのか期待感もあったものの、想像以上でした。
親身に寄り添って話を聞いてくれていると感じましたし、初対面なのに、核心を突かれた感覚があって。
面談では自分でもよくわからなくなってしまっていたところを、客観的に紐解いたうえで、私の潜在的な願望まで汲み取るような言葉をかけてもらえました。今でも良い意味での衝撃を覚えています。
ーー高尾さんからYOUTURNへのオファーがあったと思いますが、どのような経緯でしたか?
初回面談から1年ほど経って高尾さんに連絡し、再び相談に乗ってもらったんです。
その時は本気で転職に向けて動いていて、いくつかカジュアル面談につないでもらったりもしました。けれど、魅力的な会社と感じる一方、自分の経験がどう活かせるのかまではイメージが湧きづらく、選考に進むかどうかを決めかねていました。
たしかそのタイミングで、「YOUTURNはどうですか?」とオファーをいただいたと思います。
ーーその時、どう感じましたか? また、YOUTURNで働こうと思った決め手は何でしたか?
まさかそんな提案がくるとは思っておらず、とても驚きました。少し落ち着いてからは、「チャンスかもしれない」と思う半面、「チャレンジングすぎるのでは?」という躊躇も。
3社目という状況で、次に自身がどんな選択をするのかはやはり大きいと感じていました。さらに、新しい職種へのチャレンジ、かつ初めてのベンチャー企業。環境がガラリと変わることは目に見えていましたから、正直、期待と葛藤の間でゆれ動いていました。
それでも、「自分のキャリアに一つ、変化をもたらしたい。そのために今、飛び込みたい」と感じたことが最終的な決め手です。
YOUTURNでコンサルタントにチャレンジするということ。これは私にとって又とない機会で、価値ある経験になるという直感を信じました。
積み上げてきた経験値に手応えを感じている
ーー2021年8月にYOUTURNへ入社し、4年目に入った今、コンサルタントとして大きく変わったと思うのはどんなところですか?はじめのうちは、力不足を身にしみて実感しました。資格取得に向けた勉強こそしていたものの、実践となるとまた別物です。
目の前の方の悩みを聞き、対話を通してその方の価値観に触れ、直接的にキャリアのご支援をするには、当時生まれたてのコンサルタントの私には右も左も分からないことだらけ。一つひとつ、とにかく対応していくことで積み重ねていく毎日だったように思います。
3年を経て、様々なご事情のご相談をお聞きする傍ら、企業の人事の方ともやりとりを重ねてきました。
数々の場数によって得た経験値こそ、私の中で大きく変貌を遂げた部分です。以前よりも見通しをつけて進める力がつき、対応できる幅も広がりました。今では培った経験値を活かし、ユーザーさんと向き合えていると感じます。
ーー特に印象的だった移住転職のサポートはありますか?
すぐに思い浮かぶのは、当時20代後半のご夫婦それぞれの移住転職をサポートしたことです。元々は旦那さんからのご相談でお手伝いしていたんですが、お話をお聞きする中で、奥さんをとても大切になさっていることが伝わってきていました。
旦那さんは内定応諾から入社まで少し期間が空いたんです。「前職で育休を取り終わってから入社したい」という意思を、転職先の企業にもしっかり伝えて交渉されたり、ご家族のことを考え、ご自身で調整しながら移住転職を叶えられました。
お子さんが生まれたのを機に、奥さんも福岡での転職を考えているとのことで、再度ご相談いただけて。結果的に、奥さんもよいご縁のあった企業とおつなぎすることができたんです。
ご支援する中で、やはりご家族思いの方は非常に多いと感じます。それ故、東京に残る決断をされる方も。でもこの方の場合は、ご家族の最善のために自ら動き、移住を果たされました。
現在は福岡で、ご夫婦そろってご活躍の様子を目にすることができ、私が少しでもそのお役に立てたというのは大変うれしく胸がいっぱいになりますね。
私の願いは、その方が本来の人生観で歩んでいけること
ーー日々のご支援の中で、どんなことを大事にしていますか? 小野寺さんが思う「自分らしいサポート」とは?「それぞれのご決断を尊重する」というのが、私のご支援の根幹にあります。
今はいろいろな選択肢がある時代です。移住転職もあくまで一選択肢でしかありません。何よりご本人がご自身なりの意思決定をできるのが一番です。
それは大前提として、私個人としては「移住転職してみたら?」という気持ちがあります。
やってみないと分からないことって確かにあると思うんです。一度きりの人生です。とりあえず移住転職してみて、ご自身がどう感じるのか、エイッと飛び込んで試してみてもいいと思うんです。私がYOUTURNに飛び込んだように。笑
移住転職によって人生がポジティブに変化した方も数多く見てきました。ですから移住転職に何らか可能性を感じている方には、一歩踏み出したいと思ってもらえるようなお手伝いができればうれしく思います。
そのために必要な情報提供や、私が背中を押せるところがあるなら押したいなと。その方にとって良い決断となるよう、今後も尽力していきたいです。
私が思う「移住転職」=「人の価値観をあらわすもの」
ーー小野寺さんにとって、“移住転職”とは、何ですか?移住転職とは、“人の価値観をあらわすもの”だと思っています。
まだ、「あえて選ぶ選択肢」という側面が色濃い移住転職。「今は手にしていないものを新しく得たい」とか、「何かを大きく変えたい」と思った方が踏み切られている印象です。
住む場所を変え、さらに仕事も変えるとなると、日常の環境は一変します。自分自身が受ける影響は非常に大きいはずですし、必然的に価値観の捉え直しといったことが伴います。
ご自身の持つ人生観に向き合い、より自分が求めている生活、仕事、心から望む環境を実現していくための手段の一つのように感じています。
“現状では得られない何か”を求めはじめていませんか?ありのままをお聞かせください
ーー移住転職を検討している方へ向けて、メッセージをお願いします。移住転職に興味を持ったこと自体、すでにご自身にとって大きな転換点の一つではないでしょうか。きっともう、“現状だけでは得られない何かを求めはじめているサイン”でもあると思うからです。
物事がどう転ぶにせよ、そう思ったときに何かしらアクションを起こすことが重要ではないでしょうか。それによって解決への糸口が見えたり、突破口へとつながることも少なくありません。
福岡へ移住された方のその後の姿、また、日々福岡の企業とやり取りする中で感じるのは、今の福岡には「何かを変えたい」「ほしい環境を手に入れたい」という思いを、実現できる機会が益々増えてきているということ。
福岡への移住が頭に浮かんでいる方が、今トライしてみるということは、ご自身にとってかけがえのない、価値ある体験になり得ると思っています。
ーー面談を受けてみようと思っている方へ向けて、伝えたいことはありますか?
時折、私のことを企業の面接官のように捉えて「ちゃんとしなきゃ」という姿勢でキャリア面談にお越しいただく方もいらっしゃるんですが、「かしこまる必要はまったくないですよ」とはお伝えしたいですね。キャリア面談は、いらした方を評価する場ではないんです。
面談ではご自身が悩んでいること、日々感じていることを、ありのまま素直にお話いただける方が、私としてもお力になりやすいと感じています。
これは余談ですが、私自身、第一印象で大人しそうとか、おっとりしてそうだと見られることも多々あるんですが、意外とそうでもなくて。笑
趣味はパデルとピラティスで、身体を動かすことも好きですし、旅行も好きです。休日は友だちと飲みに行くことも多く、意外とアクティブで楽しいことが好きな性格なんです。なので、面談もその時のノリで話していただいて大丈夫ですし、そう緊張されず、リラックスしてお過ごしいただければうれしく思います。安心していらしてください。ぜひお待ちしております。