「スタートアップには夢がある」東京から福岡にUターンし新規事業にかける思い

私の移住転職ストーリー
09/01/2021 更新

福岡市は、スタートアップ・ベンチャー支援に力を入れており、事業拡大を目指す人がチャレンジしやすい場所です。

店舗向けアプリを開発・運営する株式会社トイポの吉住さんは、一度は東京で事業立ち上げしたものの、コロナ禍もあり福岡にUターンしました。

安定した企業に勤めるより、事業を成長させることが面白いと語る吉住さんに、移住転職の経緯を聞きました。

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東京に出た時から、いつかは福岡へ戻ろうと思っていた

ーー福岡出身の吉住さんは、2016年にLINE Fukuokaに入社しました。ゲーム担当となり、マーケティングに関わりながら約2年半勤務した後、東京でスタートアップに参加します。どのような経緯があったのでしょうか。

もともと起業に興味を持っていて、友人と話をしていたところ、「出資を受けられそうだから一緒にやらないか」と誘われたんです。それで2018年に東京へ行きました。

当時は、クラウドソーシングの会社がすごく伸びていて、大手企業の副業解禁も続いていました。前職で関わってきたゲーム×副業で何か面白いことできないかと考え、通信向けのクラウドサービス事業を立ち上げたんです。

理想としては会社を大きくし、福岡支社を立ち上げて戻って来たかったんですが、コロナの影響を受け、事業をたたむことにしました。

次の仕事でも新規事業の立ち上げに携わりたいと思い、個人の起業家から大企業まで幅広く手がけるコンサルタント会社に入りました。ただコロナの感染拡大もあり、半年ほどで退職してUターンすることにしました。


ーーいつ頃から福岡に戻ろうと考えていましたか。

東京に出た時から、いつかは戻りたいと思っていました。東京でしかできない経験もありましたが、それを地元で活かしたいと考えていたんです。

実際に行動に移したきっかけは、やはりコロナ禍です。東京はそもそもの人口が多いので、リスクも高くなりますし。とはいえ急いでいたわけではなく、福岡でも自分にマッチした仕事がしたいと思っていたので、転職活動しながらじっくり選ぶつもりでした。

移住転職で大事にしていたのは代表との相性

ーー吉住さんは福岡移住を視野に、複数のエージェントに登録しました。しかし、YOUTURN以外ではマッチしなかったといいます。

大手の転職エージェントは、担当次第なところがありましたね。私は職場環境ややりがいを重視していたのに、ただただ年収が高い案件を紹介されるなど、希望をくみ取ってくれないことが多かったです。


ーー転職先をトイポに決めた理由を教えてください。

会社がこれから拡大していく、一番面白いタイミングだったことが大きいです。割と飽きっぽい性格なので、安定した職場でのルーティーンワークだと、数か月で嫌になると思いました。

東京で「会社を大きくしたい」という夢を一度中断させたこともあり、成長過程の企業で一緒にがんばりたいなと。

実は、トイポでの最初の正社員採用でした。代表の村岡と面談した時、正直に「こういう面接は初めてなので、何話していいかわかりません」と言われたんですよ(笑)。

もうざっくばらんに話しましょうということで、2時間近くお互いの身の上話とか、どういう考え方でやってるのかを話しました。スタートアップは社長とも密接に関わる上、企業文化を作っていくフェーズでもあるので、人としてマッチしないときつくなってしまう。

面接を通して、この人だったら一緒にいても苦じゃないと思えたんです。


ーー会社と共に成長することに、やりがいを感じるんですね。

そうです。高校の同級生の中には、メガバンクだったり大手商社だったり、いわゆる超安定の道に進んでいる友達が多いんですよ。年収がどんどん上がっていく話なんかを聞いて、最初うらやましいと思っていました。

でもよく考えたら、大企業での仕事は天井も見えている。スタートアップの方が、夢があるんじゃないかと(笑)。今は負けているかもしれないけど、いつか追い越して引き離せる可能性がゼロではないので。


ーー福岡に戻ってきた印象はどうですか。

住みやすいですし、いいことだらけです。会社がある大名・天神エリアは、学生の頃からよく遊んでいた場所なんですよ。懐かしさも感じますし、ここで働けるのはなんかいいですね。

それに、福岡市が中心となってスタートアップを支援していることも、面白い取り組みだと思います。いずれユニコーン企業に成長するようなスタートアップを福岡で作りたいです。

YOUTURNの移住転職は、人を繋げてくれた

ーー現在、トイポで事業開発マネージャーを務める吉住さん。どんなお仕事をされているのでしょうか。

スタートアップあるあるなんですけど、明確な業務は決まっていないんですよ(笑)。まだ組織が整っていない部分も大きいので。創業メンバーが右も左もわからず一生懸命やっている中、外での経験がある自分が足りない穴を埋めて回っている感じですね。


ーー具体的には、どういったサポートをおこなっていますか。

私が入社した時はまだ、これから事業拡大していくタイミングで、セールスやマーケティングに一切着手できていませんでした。トイポは2019年に創業してからの2年間、プロダクトの改善に注力してきたんです。

私たちが開発・運営しているのは、店舗がクーポンやサブスク、テイクアウトの注文などを管理できるアプリです。そう聞くと飲食店のイメージを持たれるかもしれませんが、業種に限らず、来店型の店舗全てで使っていただけます。

しかし、例えば飲食店の課題と、クリーニング店の課題は全然違いますよね。そういった部分を、検証を繰り返しながら改善しつつ、セールスしていく方法を考えています。

入社してまだ2か月ちょっとですが、メンバーとはもう2~3年一緒にいる感覚です。トイポに入って、かなり濃密な時間が過ごせていると思います。


ーー最後に、YOUTURNを利用した感想を教えてください。

YOUTURNは、性格や人間性まで分析した上で提案してくれるのが、すごく良かったですね。一般的な転職エージェントは、事務的に条件を聞かれて「その中だとこれです」と紹介されるので、家探しのような感覚。

それに比べ、YOUTURNは「こういう求人がありますよ」ではなく、「吉住さんとトイポ代表の生い立ちに近しいものを感じるから、一度話してみませんか」という紹介の仕方でした。それで、話してみたら本当にぴったりだった。

企業と転職希望者を単純にマッチングさせるのではなく、人と人をマッチングしてくれるところが、他とは違うと感じました。トイポに決まったことで「いつかは」と考えていた福岡へのUターンが実現でき、毎日が充実しています。

<執筆後記>

コロナ禍をきっかけに、福岡に戻ることを決めた吉住さん。自身もスタートアップの立ち上げ経験があるからこそ、「人との相性」を重視して転職活動をおこないました。その結果、やりがいある仕事に出会えたのです。

YOUTURNでは、普段から福岡の企業と関係性を築いているため、より個人にマッチしたご提案ができます。今後のキャリアやライフプランを踏まえた転職を希望される方は、ぜひご相談ください。

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著者 YOUTURN編集部
YOUTURNは、累計100名以上のハイクラス・エクゼクティブ、大都市の最前線で活躍されたビジネスパーソンの九州・福岡への移住転職を支援するエージェントです。地域特化、UIターン転職ならではフル・オーダーメイド転職支援を通じて、今世の中の求人票にはない、あなただけの求人ポジションをつくります。

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