「転職先を慎重に検討したい人」必見!後悔しない転職活動の進め方
今回は、転職活動における企業の選考の「受け方」を考えていきます。せっかくなら面談や選考を通じて、企業の雰囲気やカルチャーなど「求人票に書かれていない情報」をキャッチして、よりよい企業選びにつなげたいもの。自分が興味のある企業にはフットワーク軽くアプローチし、複数の企業の選考を同時に受けるのがよさそうです。
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まずは転職活動のルールを知ろう
多くの企業は内定を出す際に、入社する・しないの「回答期限」を設けています。目安としては約1週間。「いつまでも待ちます」という企業もゼロではありませんが、かなりのレアケースです。
例えば、興味を持っている企業が5社あるとします。1社ずつ選考を進めてしまうと、1社の内定をキープした状態で他の4社との比較をするのは時間的に難しいでしょう。
カジュアルに話を聞いてみる程度なら、時間差があっても問題ありません。でも選考となると話は変わります。複数の会社を比較検討したい場合は、同時に選考を受けましょう。
迷っているうちに、内定の回答期限が来てしまいます。これは転職活動を進める上で、気を付けるべきルールであり重要なポイントです。
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転職活動はプロジェクトマネジメント!
とはいえ現実的には、応募する前から「この企業で働きたい」と決められるか?というと難しいものです。企業と何度か接していくなかで、フィーリングや条件が合うことに気づいていくことの方が多いでしょう。
実際、転職活動を進める人の中には、「話を聞いてみようかな」と興味を持った企業にまず応募して、企業との接点を持つなかで優先順位をつけていく、という進め方をする人も多いもの。
応募企業だけでなく、転職エージェントも複数掛け持ちをしている場合はどうすればいいでしょうか。基本的には同じで、選考の足並みをそろえることが大切です。
ここで意識しておきたいポイントは、「あなたが司令塔になる」ということ。いわば自分の転職プロジェクトのマネージャーとして選考のスケジュールを立て、可能な範囲で関連メンバー(転職エージェント)に共有するイメージです。
例えば転職エージェントA社に、「実は他のエージェントを通じて、まだ一次選考中の企業がある。全ての会社の条件が出てから慎重に判断したいので、A社が紹介してくれた企業だけ選考が早く進むと困る」と伝える。
或いは逆に「他エージェント経由の選考が複数進んでいるので、もう少し急いでほしい」と伝える。
情報を共有することでエージェント側が配慮して、企業に選考スピードの調整を働きかけてくれることもあります。
応募は「気軽に」、入社は「慎重に」
フットワーク軽く「応募してみようかな」と企業と接点が持てるタイプの人もいれば、事前に気になる点をくまなくチェックして初めて選考を受けるか検討する慎重派もいます。性格や人柄によるもので、どちらがいい・悪いということはありません。
過去より「今」活躍している人の話を聞く
ただ、転職活動においては、応募に対するハードルが低い人の方が、より多くの情報を得られています。求人票をどれだけ眺めても情報は限られており、インターネットで調べても、退職者によるネガティブな情報に触れることがままあります。
転職という人生の大切な選択においては、既に退職した人よりも、今活躍している人の話を聞く方がはるかに重要です。
ただ、その情報はインターネット上にはそれほど多くありません。面談や面接で企業の人と直接話した方が、本質的で最新の生情報が得られるのです。
得た情報が多い分、慎重に判断できる
気軽に応募する人のほうが、入社については慎重な判断ができると言えます。得られる情報量が多いからです。逆に、応募前に吟味を重ねて「この企業に絞って応募する」となると、直接聞けば得られたかもしれない情報がない状態での判断をすることに。自分によりフィットする企業が選択肢から除外される可能性が高くなってしまいます。
慎重に進めたい人ほど、応募する前から自己判断で選択肢を減らすのはもったいないのです。
もちろん、実際に働いてみないとわからない部分もあるでしょう。ただ入社前の段階でも、会って話してみるとわかることも多いもの。
実際に、「興味はあるけれど、自分に合うかな?」と思いながら企業の面談に行った人が、「面白かった。この人たちと働きたい」と感じることもあれば、「憧れのこの企業にどうしても入社したい」と思って面接に臨んだ人が「ちょっと合わない気がした」と感じることもあります。
まずは面談で話してみて、その後の選考に進むかを慎重に判断してもいいかもしれません。ただ、その1回だけで判断するのも、もったいない話です。選考が進むなかで得られる情報が、入社をする・しないの判断につながる重要なものになり得るからです。
もちろん、安易すぎる応募は避けましょう。面接官も応募者も、貴重な時間をかけて面談に臨んでいます。興味がないままとりあえず応募した、というスタンスだと本来取るべき情報さえ取れなくなってしまいます。
「話を聞いてみたい」と興味を持ったなら、気軽に応募をしてみましょう。
今回ご紹介したのは、「内定には回答期限がある」という転職活動のルールを理解した上で、複数の企業の選考を同時に進めるメリットです。興味のある企業には気軽に応募して、面談や選考を通じて企業の生の情報をキャッチすることが、結果的には慎重な入社の判断につながります。ぜひ、参考にしてみてください。
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