YOUTURNラジオ #13 市場に通用できているからこその葛藤
移住転職コラム・ノウハウ
11/01/2024 更新
今回は、YOUTURNラジオ(Podcast配信中)から今届けたいホットなテーマをピックアップして再構成したものをお届けします。
今回のテーマは 「市場に通用できているからこその葛藤」。
漠然とした迷いや悩みを抱えている方に、ぜひ読んでみていただきたい内容です。 詳しく聴きたい方はこちらからどうぞ↓ YOUTURN高尾です。今回は、YOUTURN会員の皆さんの移住転職支援を通じて、考察しているテーマをシェアしてみたいと思います 。
今日の話題は「市場に通用できているからこその葛藤」。
市場で通用する能力を身につけるために努力してきたからこそ、 今の状態をなかなか手放せないというジレンマがあるのではないか。そのジレンマの素になっているものとは何か?考えてみたいと思います。 【初めて検討される方必見】福岡移住の完全ガイド ▼無料キャリア面談への申し込みはこちらから
ほとんどの方が答える理由は「大学進学」または「お仕事」のいずれかです。
なぜ一極集中という言葉で表現されるほど膨大な数の人が進学や仕事で大都市に集まるのか。ひょっとしたら、この現象は世の中にある「無自覚な心理」それも「不安を起点にした心理」が働いているのかも知れません。
進学先や仕事は地元にもある中、なぜ人は地元を離れて大都市に行くのか。そこには選択を狭めることへの不安があるのではないでしょうか。
「まだやりたいことは決まっていないけど、いい大学・いい会社に入っていれば、その先の選択肢が広がるんじゃないか」
こんな風に思いながら、できるだけ自分の人生の可能性を広く持てるであろうところに身を置くことで、可能性を閉ざさないように動いた部分があるのではないかと想像します。
「椅子」を手に入れた人は、過去に相当な努力をして、市場で通用するレベルにまで自分自身を成長させてきたのではないかと思います。これだけでも実はすごいことです。受験にしても仕事にしても、 他の人が遊んでる間に自分を律して自己投資もしてきたのではないでしょうか。
その努力の結果として、平均よりも高い年収や充実した福利厚生、優秀と言われるような方々と切磋琢磨するような環境、平均よりも高いレベルで身につく知識や経験、機会といったものを手に入れることができます。
もともとは「自分の選択肢が広がるように」と選んだはずの環境が、知らず知らずのうちにその状態を維持することが目的になってしまっている。将来自分が「これだ!」と思ったことに向かっていけるように、持てる可能性を最大限に広げておくというリスクヘッジだったはずが、市場に通用する自分を手に入れてしまったが故に、手放せなくなってしまった。そんなことが起きてはいないだろうかと思います。
・不幸にならない努力の出発点=不安
・幸せになるための努力の出発点=期待
現代は幼少期から、大人たちが善意で色んなアドバイスをくれることが多いですね。
大人たちからのアドバイスはしばしば「あなたが幸せになるために」という言葉で語られますが、実態としては「あなたが不幸にならないように」という意味合いが大きいのではないでしょうか。そして、大人たちはそれを分かってもらうために
「●●しないと、こうなってしまうよ」
「●●になってしまったら、大変だよ。そうなってしまったら、どうするの?」
こんな言葉で不安を作り出すことが、半ば無意識的に行われてきたのではないでしょうか。
YOUTURNの面談では、ご相談者の不安・期待、これらを整理して理解していくプロセスを大切にしています。
多くの方は現状に対する漠然としたモヤモヤを抱えていて、その正体をまだ掴めていない状態です。期待と不安という軸で皆さんとお話していくと「これまでの人生は、どうやら不安を起点に努力してきたものの方が多かったのかも?」ということに気づかれることもしばしば。
移住転職という「期待」側の気持ちが芽生え始めたからこそ、今のモヤモヤの正体がだんだんと見えてくるんですね。
移住×転職という人生の大きな転換期には「期待」と「不安」が入り乱れ、ご自身のこれまで・これからを一人で整理するのは難しいことも多いように思います。YOUTURNの面談はそれぞれの思いを一緒に紐解き、抱えている葛藤、その背景にあるもの、そして期待に向かって納得のいく選択ができるように、伴走させていただくのが大きな特徴です。
思考整理をしたい方、他のエピソードもぜひ聴いてみてください! YOUTURN RADIO最新話はこちらからどうぞ↓累計の移住転職実績100名以上!
今回のテーマは 「市場に通用できているからこその葛藤」。
漠然とした迷いや悩みを抱えている方に、ぜひ読んでみていただきたい内容です。 詳しく聴きたい方はこちらからどうぞ↓ YOUTURN高尾です。今回は、YOUTURN会員の皆さんの移住転職支援を通じて、考察しているテーマをシェアしてみたいと思います 。
今日の話題は「市場に通用できているからこその葛藤」。
市場で通用する能力を身につけるために努力してきたからこそ、 今の状態をなかなか手放せないというジレンマがあるのではないか。そのジレンマの素になっているものとは何か?考えてみたいと思います。 【初めて検討される方必見】福岡移住の完全ガイド ▼無料キャリア面談への申し込みはこちらから
かつての自分は、なぜ大都市を目指したのか?
移住転職支援のお仕事では、会員の方に「なぜ九州に移住転職をしたいのか」を毎回お聞きしています。加えて最近では「なぜ地方から東京などの大都市に出ていったのか」も聞くようにしています。ほとんどの方が答える理由は「大学進学」または「お仕事」のいずれかです。
なぜ一極集中という言葉で表現されるほど膨大な数の人が進学や仕事で大都市に集まるのか。ひょっとしたら、この現象は世の中にある「無自覚な心理」それも「不安を起点にした心理」が働いているのかも知れません。
進学先や仕事は地元にもある中、なぜ人は地元を離れて大都市に行くのか。そこには選択を狭めることへの不安があるのではないでしょうか。
「まだやりたいことは決まっていないけど、いい大学・いい会社に入っていれば、その先の選択肢が広がるんじゃないか」
こんな風に思いながら、できるだけ自分の人生の可能性を広く持てるであろうところに身を置くことで、可能性を閉ざさないように動いた部分があるのではないかと想像します。
リスクヘッジだったはずが、手放せなくなる
世の中で言われる、いわゆる「いい大学」「いい会社」には、定員や人数制限があります。 限られた椅子を勝ち取った後も、維持していくコストは非常に高いものがあります。「椅子」を手に入れた人は、過去に相当な努力をして、市場で通用するレベルにまで自分自身を成長させてきたのではないかと思います。これだけでも実はすごいことです。受験にしても仕事にしても、 他の人が遊んでる間に自分を律して自己投資もしてきたのではないでしょうか。
その努力の結果として、平均よりも高い年収や充実した福利厚生、優秀と言われるような方々と切磋琢磨するような環境、平均よりも高いレベルで身につく知識や経験、機会といったものを手に入れることができます。
もともとは「自分の選択肢が広がるように」と選んだはずの環境が、知らず知らずのうちにその状態を維持することが目的になってしまっている。将来自分が「これだ!」と思ったことに向かっていけるように、持てる可能性を最大限に広げておくというリスクヘッジだったはずが、市場に通用する自分を手に入れてしまったが故に、手放せなくなってしまった。そんなことが起きてはいないだろうかと思います。
不安を起点にした心理を、面談で紐とく
期待と不安について、こんなことが言えないでしょうか。・不幸にならない努力の出発点=不安
・幸せになるための努力の出発点=期待
現代は幼少期から、大人たちが善意で色んなアドバイスをくれることが多いですね。
大人たちからのアドバイスはしばしば「あなたが幸せになるために」という言葉で語られますが、実態としては「あなたが不幸にならないように」という意味合いが大きいのではないでしょうか。そして、大人たちはそれを分かってもらうために
「●●しないと、こうなってしまうよ」
「●●になってしまったら、大変だよ。そうなってしまったら、どうするの?」
こんな言葉で不安を作り出すことが、半ば無意識的に行われてきたのではないでしょうか。
YOUTURNの面談では、ご相談者の不安・期待、これらを整理して理解していくプロセスを大切にしています。
多くの方は現状に対する漠然としたモヤモヤを抱えていて、その正体をまだ掴めていない状態です。期待と不安という軸で皆さんとお話していくと「これまでの人生は、どうやら不安を起点に努力してきたものの方が多かったのかも?」ということに気づかれることもしばしば。
移住転職という「期待」側の気持ちが芽生え始めたからこそ、今のモヤモヤの正体がだんだんと見えてくるんですね。
あとがき
今回は YOUTURNラジオ #13 よりピックアップしてお届けしました。移住×転職という人生の大きな転換期には「期待」と「不安」が入り乱れ、ご自身のこれまで・これからを一人で整理するのは難しいことも多いように思います。YOUTURNの面談はそれぞれの思いを一緒に紐解き、抱えている葛藤、その背景にあるもの、そして期待に向かって納得のいく選択ができるように、伴走させていただくのが大きな特徴です。
思考整理をしたい方、他のエピソードもぜひ聴いてみてください! YOUTURN RADIO最新話はこちらからどうぞ↓