「今の仕事にやりがいはあるか?」追求して、たどり着いた移住転職

私の移住転職ストーリー
04/21/2023 更新

「やりがいがある仕事」の定義は、人によってさまざまです。

東京の大手情報システム会社から、福岡のFCCテクノに移住転職した岡さんにとって、やりがいとはどのようなものだったのでしょうか。

移住転職した経緯から、将来目指す姿までのお話を伺いました。

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就職で福岡を離れ、憧れの東京へ

――前職は、業界大手の情報システム会社だったそうですね。

大学で情報系の学部だったこともあり、IT業界を中心に就職活動をしました。そこで出会った情報システム会社の面接官や、スタッフの人柄に惹かれて就職を決めたんです。

当時は「業界大手で、知名度が高い会社に就職したい」と思っていたのもポイントでしたね。


――就職を機に、福岡から東京に出られたのですね。

大学まで福岡で、一度は東京に住んでみたい気持ちがありました。中央線沿いに住んで、楽しかったですね。街ゆく人の数やお店が多くて刺激的でしたし。

でも、人が多い分通勤も大変で……。入社して半年ほどで、電車通勤がきついと感じるようになりました。


――前職ではどんなお仕事を担当されましたか。

最初はPG(プログラマー)や既存ユーザのサポート業務を担当し、その後SE(システムエンジニア)になりました。


――お仕事は大変でしたか。

仕事量は多かったですが、体育会系出身の人が多く、大学まで野球をやっていた私には居心地がよかったです。宴会の盛り上がり方とか、私の気質にドンピシャで合っていました(笑)。

「やりがい」を求めて転職活動

――転職を考えたきっかけは何ですか。

社風も人間関係にも恵まれ良い環境だったのですが、仕事内容に何となく違和感が生じたことです。ワクワクしないというか、強いやりがいを感じなかったんです。私にとってやりがいのある仕事とは、「ある程度の裁量を持てて、自分で物事を決めていける仕事」のことでした。

私は2019年に入社したので、もっと勤続年数が経てば違う道が開けたのかもしれません。それでも前職にいる限り、自分で何かを作り上げるというよりは、誰かが作った仕組みに沿って運用する立場で居続けるのだという印象がありました。


――東京都内での転職は考えましたか。

考えなくはなかったんですが、それよりは生まれ育った福岡で転職したいと思いました。

やっぱり、福岡は住みやすいんですよね。夏や年末年始に帰省するたびに、「住むならやっぱりこっちだな」と感じていました。もともと将来的には九州に戻ろうと思っていたので、面白そうな会社があれば早めに戻ってもいいかなと。

もちろん東京で仕事をしたのはすごくいい経験でした。仕事に対するモチベーションが高い人ともたくさん出会うことができました。


――転職活動で会った、FCCテクノの西村さん(代表取締役)の第一印象はいかがでしたか。

初回で心をつかまれました。西村はとてもロジカルでリアリストなんですけど、どこか人情味もあるんですよね。

私は、前職の年功序列的な雰囲気が、FCCテクノにもあるんじゃないかと気になっていました。それを西村に質問したときの答えは明確でした。「均等は平等ではない」と。仕事のパフォーマンスをきちんと評価して、差をつけて初めて平等だと言うんです。会社の代表がそこまで言い切ることに驚きました。「実力主義」、これが入社の決め手になりました。


――他社の選考はいかがでしたか。

FCCテクノの他に、2社の選考を受けました。1社はご縁がなく、もう1社を受けているうちにFCCテクノから内定が出ました。内定後に福岡のオフィスを訪問して入社の意志を伝え、2022年3月に入社しました。

チームのマネジメントも任されて

――入社後はどんなお仕事を?

入社して1か月はSAPシステムの研修を受けました。その後SAPを使った案件を担当する予定でしたが、案件の都合で別のDX支援チームに配属されました。kintone(キントーン)やfreee(フリー)といったクラウドを連携したシステムをクライアント企業に提案したり、全社的なDXを支援する仕事です。前職の経験がかなり役立っていると感じます。


――何人ぐらいのチームですか。

10人弱ぐらいですね。案件によってチーム編成が柔軟に変わるところに、前職との違いを感じます。社内では事業の芽が出そうな案件をいくつも手がけていて、どれかが育つのを待つという感じも面白くて。


――チームのメンバーはいかがですか。

今一緒に仕事をしているメンバーは、ほとんどが私よりも後輩です。実は入社後、マネジメント職に昇進しました。私にとって、チームメンバーのマネジメントや教育は初めての経験です。難しいけれど、やりがいもあります。自分で判断できるところにやりがいを感じますね。


――もともと岡さんは、自分でリーダーシップをとるタイプなんですか?

そうですね。ずっと続けてきた野球でも、自分が中心にいないと気が済まないタイプというか。前職のような、大企業のなかの小さな歯車のような働き方はどこか物足りなかった気がします。


――自分の裁量が増える一方で、仕事も増えたのでは。

前職でこの仕事量だったら、耐えられなかったかもしれません。今は自分の頑張りが結果に出るので楽しいです。

これまで、自分がやりたい気持ちを抑えられていた反動もあると思います。実力主義の会社だと、頑張った分が評価されて給料に反映される。それが私のモチベーションに直結しています。今回の昇進のタイミングも、入社してわずか半年後だったのですが、そのスピードも嬉しかったですね。

移住転職して1年経過。その先にあるものは

――入社してからの1年を振り返って、東京と比べると生活面はいかがですか。

生活環境が格段に良くなりました。今住んでいるのは会社から徒歩15分ぐらいのところで、東京であれだけ苦痛だった電車通勤がありません。休日にゴルフをしても、近場で安くプレーできるし午後4時ぐらいには帰宅していますね。草野球のチームにも入って、充実しています。

東京に行くこともあります。友達に会いに行ったり、社内の出張案件に手を挙げて行ったり。たまに行く分には、東京はとても楽しくて魅力的な場所だと感じます。


――仕事面ではいかがですか。

クライアントの方々が、とても温かいですね。東京だとビジネス上の付き合いで「〇〇社の岡」というふうに見られますが、九州だと「岡」という一人の人間として見てもらえていると感じます。

仕事上、経営者と直接話す機会が増えたのも大きな変化です。クライアント企業の規模は10~300人と幅広く、打ち合わせに経営者が自ら出てこられる会社も多いですね。前職では経営者は雲の上の存在でしたが、FCCテクノの仕事ではいろんなタイプの経営者の方とお話しできるのが面白いです。

もちろん会社の看板があってこそのお付き合いなのですが、ゆくゆくは、「岡」として仕事をいただけるようになりたいです。

当社の代表の西村がよく言うのが「生きる力をつけてほしい」と。私も経験がないことは学びながら、自分が生きる力を高めていきたいです。今回の移住転職を通じて、自分にとっての仕事の時間が「面白い時間」になったのが一番の収穫だと感じました。


――YOUTURNを利用された感想をお聞かせください。

高尾さんと最初に面談したときに、「高尾さんにお願いしよう」と決めました。

YOUTURN以外の転職エージェントともやりとりをしていましたが、私の希望をエージェント側の希望に変換して転職先を紹介していると感じたんですね。それに対して高尾さんからは、本当に親身になって私の気持ちを尊重してくれていることが初回から伝わりました。

<執筆後記>

新卒時は大手志向だった岡さん。「自分にとっての仕事のやりがい」を第一に考えて行動したことが、新たな出会いと移住転職につながりました。

YOUTURNでは、皆さん一人ひとりの個性や価値観と向き合った転職相談をおこなっています。福岡への移住転職をお考えなら、ぜひ一度お問い合わせください。

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著者 YOUTURN編集部
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