【イベントレポート】福岡の都市開発を担う福岡地所の今とこれからを徹底解説!|福岡地所xYOUTURN
移住転職フェア・イベント
11/22/2024 更新
2024年9月19日、「福岡をおもしろく!」を掲げ天神ビックバンプロジェクトを始めとする様々な都市開発を推進する福岡地所株式会社 の皆様とオンラインイベントを実施しました。事前申し込みで20名以上と、注目の高さが伺えました。
またイベント後の参加者アンケートでも、平均の満足度が5段階中「4.4」と高く評価され、
・「福岡地所の取り組みや社内の様子が伝わりました。異業種でも問題ないことも分かってよかったです。」
・「通常の採用活動では聞けないような、より近いところでの意見が伺えた。具体的な募集ポジションを知れてよかった。」
などのポジティブな声が届きました。
採用を担当されている人材開発部の方々に加えて、中途採用で入社したマネジメントクラスの現役社員の方も登壇。イベント当日で語られた「とっておきの話」も特別に公開!
ぜひ最後までお楽しみください。
<人材開発部>
矢部さん
・入社時期:2022年4月(中途入社)
・現在の担当業務:新卒・中途採用
・福岡地所での職歴:人材開発部
伊藤さん
・入社時期:2023年2月(中途入社)
・現在の担当業務:中途採用
・福岡地所での職歴:DX推進部→人材開発部
<開発事業二部>
江藤さん
・入社時期:2016年8月(中途入社)
・現在の担当業務:不動産開発
・福岡地所での職歴:建築部→開発事業二部
・一級建築士
ファシリテーター:高尾 大輔(株式会社YOUTURN 代表取締役) ▼【無料・登録所要時間3分】YOUTURN会員登録はこちらから!
少数精鋭の組織でありながら、大規模なプロジェクトに携わり、自由度や裁量が大きいという点が強調されました。
九州大学との連携やインキュベーションラボの設置、地熱発電事業への投資などが具体例として挙げられ、福岡の発展に寄与する多様な取り組みが紹介されました。
また、異業種からの転職者にも多くのチャンスがあり、キャリアの幅を広げられる点が強みとして語られました。
矢部さん、伊藤さん、江藤さんがそれぞれのキャリア経験を基に、同社での仕事のやりがいや成長の機会について語りました。特に、柔軟なキャリアパスや異動の機会が特徴的でした。
具体的な業務内容や、現在福岡地所で募集されているポジションについての質問があり、思わず矢部さんも「ここだけの話」と強調される場面も。
特に、福岡地所での具体的な業務内容やキャリアパス、さらには今後のビジネス展開に関連する質問がありました。
質問者は、福岡地所が管理しているスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」における具体的なアドバイザリー業務の内容について興味を持っていました。
矢部さんは、この施設がスタートアップの支援だけでなく、福岡市や他の企業との連携も重視しており、アドバイザーはプロジェクトの進行管理や企業の成長支援に関わると説明しました。
また、アドバイザリー業務はチームでプロジェクトベースで動くことが多く、年度を通じてイベントの企画や運営を行っていると付け加えました。 2. 不動産開発業務について、価値を高める仕事はあるか?
もう一つの質問は、福岡地所が行う不動産開発において、既存の不動産価値を高める仕事があるかという内容でした。
江藤さんが回答し、例えば商業施設のリノベーションや再開発、古い建物の建て替えによって地域の価値を向上させることに積極的に取り組んでいると話しました。
商業施設の集客を増やすために、地域のニーズに応じた施設改善を行うプロジェクトも具体例として挙げられました。 3. 具体的な求めている職種や業務内容について
参加者の中には、福岡地所が現在募集している具体的なポジションについて詳しく知りたいという声がありました。
矢部さんは、DX推進部門や不動産開発部門でのポジションの積極採用、特にITや建築のバックグラウンドを持つ人材を求めていると説明しました。
また、マネージャークラス、管理職ポジションの募集も行っており、プロジェクト全体をリードできる人材を期待していると話しました。 4. 長期的な事業推進における属人化を防ぐための取り組み
ある参加者からは、長期的な事業推進において、特定の個人に業務が依存しすぎる「属人化」を防ぐための取り組みについて質問がありました。
矢部さんは、福岡地所ではチームでの情報共有や業務の標準化に努めており、特にプロジェクトが複数年にわたる場合には、引き継ぎやマニュアル作成に力を入れていると説明しました。
さらに、ITツールを活用して業務プロセスを可視化し、属人化を防ぐ仕組みを作っていることを述べました。 5. 中途採用社員に求められることと、既存社員とのバランスについて
最後に、中途採用と既存社員のバランスや、中途採用社員に特に期待していることについての質問がありました。
矢部さんは、中途採用社員には特に即戦力としての期待があり、新しい視点やスキルを社内に持ち込んで、既存のプロジェクトやチームに貢献することを求めていると話しました。
また、既存社員とのバランスについては、両者の相互作用が大事であり、互いに学び合う姿勢を大切にしていると述べました。 質疑応答では、参加者が具体的に知りたいことに対して、福岡地所の現場で働く方々が詳細に回答を行い、業務内容や組織体制の透明性を高める重要な場面となりました。
実際のイベントで語られたお話を一部ダイジェストでお届けします。
矢部:福岡地所の人材開発部で、新卒、中途採用を担当しております、矢部と申します。よろしくお願いします。
高尾:よろしくお願いします。矢部さんは中途入社でしたよね。
矢部:2022年の4月に中途入社しました。前職は、それこそ全くの異業種の飲料メーカーに勤めていました。そこで人事のキャリアを積み、現在はご縁あって福岡地所で人事の仕事をやっています。
高尾::ありがとうございます。今はもう福岡地所で、新卒採用と中途採用に関わっていらっしゃると。大変そうですね。今採用数も多いので。
矢部::まさに今日、このイベントの前に新卒のインターンシップをやってきたところです。
高尾:それは頭を切り替えるのも大変ですね。
矢部:そうなんですよ。
高尾:今日は経験豊富な方々が集まってらっしゃるので、新卒のノリでノリ間違っちゃわないようにですね(笑)。
矢部::すぐ切り替えます。
高尾::切れ味の鋭い。期待しております。よろしくお願いします。順番がちょっと並び通りではないんですが、次は人材開発部の伊藤さん、よろしくお願いします。
伊藤:福岡地所の人材開発部で中途採用を担当しております、伊藤と申します。私も中途採用でして、2023年の2月に福岡地所に転職してきました。
当初はDX推進部ではなくITシステム部だったんですけど、今名前が変わってDX推進部というIT系の部門に配属されました。今年の6月から人材開発部に異動となりました。
高尾:元々ITの方だったんですね。
伊藤:元々ITの人間です。
高尾:前職はIT系の企業だったんですか。じゃあITのいわゆるDXを推進するお仕事として福岡地所に入社をしたものの、人事に異動になったと。それは望むところだったんですか?
伊藤:びっくり人事異動ではありました(笑)。
高尾:正直、驚かれたんですね。でも、それが福岡地所の柔軟な体制強化の一環ということで。
矢部:そうです。中途採用でもDXやIT領域を見てもらっています。
高尾:ありがとうございます。ここまでお二方が人材開発部ですが、最後に開発事業二部の課長である江藤さん、よろしくお願いします。
江藤:発事業二部の江藤です。よろしくお願いします。開発事業二部は、不動産開発を主に行っている部署です。
特に都心部再開発を担当しており、福岡で言うと天神や博多の再開発プロジェクトに関わっています。
高尾:まさに今、福岡のビッグバンとも呼ばれる再開発プロジェクトですね。
江藤:そうです、博多コネクティッドなどの再開発に関わっています。これから福岡の景色がどんどん変わっていくのが楽しみです。
高尾:本当に近未来的な建物が増えていくので、私たちも楽しみにしています。
では、まずは会社の全体的なビジョンや戦略についてもお聞かせいただけますか?
矢部:福岡地所としては、福岡を中心にしたエリアの発展に貢献することが大きな目標です。
特に近年は、天神ビッグバンや博多コネクティッドといった再開発プロジェクトが進んでおり、街全体が大きく変わろうとしています。
私たちのミッションは、これらのプロジェクトを通じて、地域に新しい価値を提供することです。
高尾:その中で、福岡地所の強みやユニークな点は何だとお考えですか?
矢部:まず、私たちの組織は非常にフラットで、社員一人ひとりが大きな裁量を持って仕事に取り組んでいます。
また、地元の企業として、地域に根ざした開発や運営にこだわっている点が、大手ディベロッパーとの大きな違いです。
例えば、地域のニーズをしっかり把握し、そのニーズに合った開発を行うことが、私たちの強みです。
江藤:特に、福岡地所のプロジェクトは単なる建物開発にとどまらず、地域全体の活性化を視野に入れた取り組みを行っています。
天神ビッグバンでは、ビルの開発だけでなく、商業施設やオフィスの利用者がコミュニティを形成し、シナジーを生むような仕組みを取り入れています。
高尾:なるほど、建物そのものだけでなく、その場所に住む人々や働く人々がどのように活用するかまで考えられているわけですね。
江藤:そうです。商業施設ではイベントスペースを活用して地域住民との交流を図るなど、より広範な取り組みを行っています。
伊藤:私は前職がIT業界で、システム開発などを担当していましたが、福岡地所に転職してからは人材開発という全く異なる分野に携わることになりました。
驚きもありましたが、このように幅広いキャリアパスがあるのが福岡地所の大きなメリットだと思います。
高尾:キャリアの柔軟性があるというのは非常に大きな魅力ですね。江藤さんが、福岡地所に転職して感じたメリットは何でしょうか?
江藤:私の場合は、デベロッパーとしてプロジェクト全体に関わることができる点が大きいです。
前職はゼネコンで現場の管理をしていましたが、福岡地所では開発の企画から携わることができ、非常にやりがいを感じています。
また、福岡の再開発プロジェクトに直接関わることができるのも魅力です。
高尾:確かに、福岡の再開発に直接携わるというのは大きなモチベーションになりますね。矢部さんはいかがですか?
矢部:私も、少人数体制の環境で、採用から労務管理まで幅広く人事業務に関わることができるのが魅力だと感じています。
また、経営陣との距離が近く、意思決定が早い点も働きやすさにつながっています。
では、次に福岡地所の今後の事業戦略についてお伺いしたいのですが、江藤さん、今後の展望について教えていただけますか?
江藤:福岡地所では、商業施設やオフィスの開発に加えて、ライフサイエンスや再生可能エネルギーといった新規事業にも積極的に取り組んでいます。
九州大学との連携によるインキュベーションラボの設置や、地熱発電事業への投資など、新しいビジネス分野へのチャレンジが進行中です。
高尾:それは非常に興味深いですね。ライフサイエンスやエネルギー事業は、福岡地所の今後の成長を牽引する重要な柱となりそうですね。
矢部:そうですね。ライフサイエンスやエネルギー事業は、今後の事業戦略の重要な一環です。
特に九州大学との連携は、福岡の地域経済を活性化させる大きな推進力になると考えています。
また、再生可能エネルギー事業では、太陽光発電や地熱発電の開発を進めており、環境に配慮した取り組みを強化しています。
1つ目の質問は「経営管理の仕事や、Fukuoka Growth Nextでのアドバイザリー業務について」ですが、こちらは矢部さんがご回答いただけますか?
矢部:はい、Fukuoka Growth Nextはスタートアップ企業の支援を行う施設で、私たちの役割は、その成長をサポートすることです。
アドバイザリー業務としては、企業の成長ステージに応じたアドバイスや、資金調達の支援、ビジネスマッチングの機会を提供することが主な業務です。
また、福岡市や他のパートナー企業とも連携しながら、地域全体のイノベーションを促進しています。
高尾:ありがとうございます。次の質問は「不動産開発において、既存の不動産価値を高める業務はあるのか?」という内容です。江藤さん、こちらについてお答えいただけますか?
江藤::はい、不動産価値を高める仕事はあります。
例えば、既存の商業施設やオフィスビルのリノベーションを通じて、地域のニーズに合った形で建物を再活用するプロジェクトがあります。
特に天神エリアでは、古いビルを新しいコンセプトで再生させ、集客力を高める取り組みを行っています。
また、リノベーションだけでなく、新しい商業施設の開発によって、地域の魅力を高めることも目指しています。
高尾:なるほど、それは地域全体の発展に貢献する重要な仕事ですね。
次の質問に移ります。「具体的に求めている職種や、その業務内容を知りたい」という質問です。矢部さん、こちらはどうでしょうか?
矢部:現在、福岡地所ではDX推進部門と不動産開発部門でのポジションを強化しています。
特に、ITやデジタル分野での知識と経験を持つ人材を求めており、デジタル技術を活用して、業務の効率化や新しいビジネスモデルの創出を進めています。
また、開発部門では、都市開発や再開発プロジェクトに携わるエンジニアやプロジェクトマネージャーを募集しています。
高尾:ありがとうございます。
それでは、次の質問です。「長期的な事業推進において、属人化を防ぐために取り組んでいることはありますか?」という質問です。これも矢部さんにお答えいただけますか?
矢部:福岡地所では、業務の属人化を防ぐために、プロジェクトチームを編成し、複数のメンバーで業務を共有する体制をとっています。
また、ITツールを活用して情報を一元管理し、どのメンバーでもプロジェクトの進行状況を把握できるようにしています。さらに、社内での研修やノウハウの共有を定期的に行い、社員全体のスキル向上を図っています。
高尾:チーム体制や情報共有の仕組みが整っていることで、個人に依存しすぎることなく、プロジェクトを進められるということですね。ありがとうございます。
最後の質問です。「中途採用と既存社員のバランス、また中途採用社員に何を求めているのか」について教えていただけますか?
矢部:中途採用社員には、まず即戦力としての期待が大きいです。
特に、これまでの経験を活かして、プロジェクトにすぐに貢献できることが求められています。
また、福岡地所の特徴として、柔軟なキャリアパスがあるため、新しい視点やアイデアを持ち込み、チームやプロジェクトに新しい風を吹き込んでくれることも期待しています。
既存社員とのバランスについては、互いに学び合う姿勢が大事で、特に中途採用社員には既存社員からのサポートが手厚くあります。
高尾:既存社員との協力体制がしっかりしているということですね。それでは、質疑応答の時間はここまでにしたいと思います。
ご質問をいただいた皆様、ありがとうございました。そして、回答いただいた矢部さん、江藤さん、伊藤さん、ありがとうございました。
矢部、江藤、伊藤::ありがとうございました。
高尾:最後に、現在募集中のポジションについて簡単にご説明いただけますか?
矢部:はい、現在福岡地所ではDX推進部門や不動産開発部門を中心に中途採用を行っています。
また、今後のプロジェクト拡大に向けて、管理職ポジションも募集しており、特にリーダーシップを発揮できる方を求めています。興味のある方は、ぜひご応募ください。
高尾:ありがとうございました。それでは、これで今日のイベントを終了させていただきます。本日はお忙しい中ご参加いただき、誠にありがとうございました。参加者の皆様もありがとうございました。
矢部、江藤、伊藤: ありがとうございました。累計の移住転職実績100名以上!
またイベント後の参加者アンケートでも、平均の満足度が5段階中「4.4」と高く評価され、
・「福岡地所の取り組みや社内の様子が伝わりました。異業種でも問題ないことも分かってよかったです。」
・「通常の採用活動では聞けないような、より近いところでの意見が伺えた。具体的な募集ポジションを知れてよかった。」
などのポジティブな声が届きました。
採用を担当されている人材開発部の方々に加えて、中途採用で入社したマネジメントクラスの現役社員の方も登壇。イベント当日で語られた「とっておきの話」も特別に公開!
ぜひ最後までお楽しみください。
登壇者の紹介
ゲスト:福岡地所株式会社から3名<人材開発部>
矢部さん
・入社時期:2022年4月(中途入社)
・現在の担当業務:新卒・中途採用
・福岡地所での職歴:人材開発部
伊藤さん
・入社時期:2023年2月(中途入社)
・現在の担当業務:中途採用
・福岡地所での職歴:DX推進部→人材開発部
<開発事業二部>
江藤さん
・入社時期:2016年8月(中途入社)
・現在の担当業務:不動産開発
・福岡地所での職歴:建築部→開発事業二部
・一級建築士
ファシリテーター:高尾 大輔(株式会社YOUTURN 代表取締役) ▼【無料・登録所要時間3分】YOUTURN会員登録はこちらから!
イベントのサマリ
今回のイベントは以下の5つのテーマに沿って、トークセッションが行われました。全部読み切る時間がないビジネスパーソン向けにイベントのダイジェスト版をお届けします。1.福岡地所の魅力と大手ディベロッパーとの違い
なぜ今福岡地所が面白いのか、他の大手ディベロッパーとの違いについて、矢部さん、伊藤さん、江藤さんそれぞれが自身の視点から意見を伺うことができました。少数精鋭の組織でありながら、大規模なプロジェクトに携わり、自由度や裁量が大きいという点が強調されました。
2.福岡地所の今後の事業戦略
福岡地所が商業施設やオフィス開発だけでなく、新たにライフサイエンスや再生可能エネルギーといった新規事業領域にも進出していることが話題に。九州大学との連携やインキュベーションラボの設置、地熱発電事業への投資などが具体例として挙げられ、福岡の発展に寄与する多様な取り組みが紹介されました。
3.組織体制と中途採用について
福岡地所は少人精鋭の組織体制を目指しており、部門横断型のプロジェクトや担当者であっても大きな裁量が与えられていること。また、異業種からの転職者にも多くのチャンスがあり、キャリアの幅を広げられる点が強みとして語られました。
4.福岡地所に転職するメリット
参加者にとって特に興味深かったテーマの一つとして、福岡地所に転職するメリットが挙げられます。矢部さん、伊藤さん、江藤さんがそれぞれのキャリア経験を基に、同社での仕事のやりがいや成長の機会について語りました。特に、柔軟なキャリアパスや異動の機会が特徴的でした。
5.イベント参加者からの質疑応答
最後に参加者のみなさんからの質問に答えていただくQ&Aセッションで、事前に提出された質問に対しても回答が行われました。具体的な業務内容や、現在福岡地所で募集されているポジションについての質問があり、思わず矢部さんも「ここだけの話」と強調される場面も。
質疑応答の概要:
このセッションでは、参加者からのリアルタイムの質問に加えて、事前に提出された質問に対する回答が行われました。特に、福岡地所での具体的な業務内容やキャリアパス、さらには今後のビジネス展開に関連する質問がありました。
主な質問と回答:
1. 経営管理の仕事とFukuoka Growth Nextにおけるアドバイザリー業務について質問者は、福岡地所が管理しているスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」における具体的なアドバイザリー業務の内容について興味を持っていました。
矢部さんは、この施設がスタートアップの支援だけでなく、福岡市や他の企業との連携も重視しており、アドバイザーはプロジェクトの進行管理や企業の成長支援に関わると説明しました。
また、アドバイザリー業務はチームでプロジェクトベースで動くことが多く、年度を通じてイベントの企画や運営を行っていると付け加えました。 2. 不動産開発業務について、価値を高める仕事はあるか?
もう一つの質問は、福岡地所が行う不動産開発において、既存の不動産価値を高める仕事があるかという内容でした。
江藤さんが回答し、例えば商業施設のリノベーションや再開発、古い建物の建て替えによって地域の価値を向上させることに積極的に取り組んでいると話しました。
商業施設の集客を増やすために、地域のニーズに応じた施設改善を行うプロジェクトも具体例として挙げられました。 3. 具体的な求めている職種や業務内容について
参加者の中には、福岡地所が現在募集している具体的なポジションについて詳しく知りたいという声がありました。
矢部さんは、DX推進部門や不動産開発部門でのポジションの積極採用、特にITや建築のバックグラウンドを持つ人材を求めていると説明しました。
また、マネージャークラス、管理職ポジションの募集も行っており、プロジェクト全体をリードできる人材を期待していると話しました。 4. 長期的な事業推進における属人化を防ぐための取り組み
ある参加者からは、長期的な事業推進において、特定の個人に業務が依存しすぎる「属人化」を防ぐための取り組みについて質問がありました。
矢部さんは、福岡地所ではチームでの情報共有や業務の標準化に努めており、特にプロジェクトが複数年にわたる場合には、引き継ぎやマニュアル作成に力を入れていると説明しました。
さらに、ITツールを活用して業務プロセスを可視化し、属人化を防ぐ仕組みを作っていることを述べました。 5. 中途採用社員に求められることと、既存社員とのバランスについて
最後に、中途採用と既存社員のバランスや、中途採用社員に特に期待していることについての質問がありました。
矢部さんは、中途採用社員には特に即戦力としての期待があり、新しい視点やスキルを社内に持ち込んで、既存のプロジェクトやチームに貢献することを求めていると話しました。
また、既存社員とのバランスについては、両者の相互作用が大事であり、互いに学び合う姿勢を大切にしていると述べました。 質疑応答では、参加者が具体的に知りたいことに対して、福岡地所の現場で働く方々が詳細に回答を行い、業務内容や組織体制の透明性を高める重要な場面となりました。
実際のイベントで語られたお話を一部ダイジェストでお届けします。
登壇者の自己紹介と福岡地所について
高尾:今日のゲストのお三方をご紹介させていただきます。福岡地所株式会社から、お3方お招きしています。お一人ずつ自己紹介をお願いしたいんですが、まず矢部さんよろしいでしょうか。矢部:福岡地所の人材開発部で、新卒、中途採用を担当しております、矢部と申します。よろしくお願いします。
高尾:よろしくお願いします。矢部さんは中途入社でしたよね。
矢部:2022年の4月に中途入社しました。前職は、それこそ全くの異業種の飲料メーカーに勤めていました。そこで人事のキャリアを積み、現在はご縁あって福岡地所で人事の仕事をやっています。
高尾::ありがとうございます。今はもう福岡地所で、新卒採用と中途採用に関わっていらっしゃると。大変そうですね。今採用数も多いので。
矢部::まさに今日、このイベントの前に新卒のインターンシップをやってきたところです。
高尾:それは頭を切り替えるのも大変ですね。
矢部:そうなんですよ。
高尾:今日は経験豊富な方々が集まってらっしゃるので、新卒のノリでノリ間違っちゃわないようにですね(笑)。
矢部::すぐ切り替えます。
高尾::切れ味の鋭い。期待しております。よろしくお願いします。順番がちょっと並び通りではないんですが、次は人材開発部の伊藤さん、よろしくお願いします。
伊藤:福岡地所の人材開発部で中途採用を担当しております、伊藤と申します。私も中途採用でして、2023年の2月に福岡地所に転職してきました。
当初はDX推進部ではなくITシステム部だったんですけど、今名前が変わってDX推進部というIT系の部門に配属されました。今年の6月から人材開発部に異動となりました。
高尾:元々ITの方だったんですね。
伊藤:元々ITの人間です。
高尾:前職はIT系の企業だったんですか。じゃあITのいわゆるDXを推進するお仕事として福岡地所に入社をしたものの、人事に異動になったと。それは望むところだったんですか?
伊藤:びっくり人事異動ではありました(笑)。
高尾:正直、驚かれたんですね。でも、それが福岡地所の柔軟な体制強化の一環ということで。
矢部:そうです。中途採用でもDXやIT領域を見てもらっています。
高尾:ありがとうございます。ここまでお二方が人材開発部ですが、最後に開発事業二部の課長である江藤さん、よろしくお願いします。
江藤:発事業二部の江藤です。よろしくお願いします。開発事業二部は、不動産開発を主に行っている部署です。
特に都心部再開発を担当しており、福岡で言うと天神や博多の再開発プロジェクトに関わっています。
高尾:まさに今、福岡のビッグバンとも呼ばれる再開発プロジェクトですね。
江藤:そうです、博多コネクティッドなどの再開発に関わっています。これから福岡の景色がどんどん変わっていくのが楽しみです。
高尾:本当に近未来的な建物が増えていくので、私たちも楽しみにしています。
では、まずは会社の全体的なビジョンや戦略についてもお聞かせいただけますか?
矢部:福岡地所としては、福岡を中心にしたエリアの発展に貢献することが大きな目標です。
特に近年は、天神ビッグバンや博多コネクティッドといった再開発プロジェクトが進んでおり、街全体が大きく変わろうとしています。
私たちのミッションは、これらのプロジェクトを通じて、地域に新しい価値を提供することです。
高尾:その中で、福岡地所の強みやユニークな点は何だとお考えですか?
矢部:まず、私たちの組織は非常にフラットで、社員一人ひとりが大きな裁量を持って仕事に取り組んでいます。
また、地元の企業として、地域に根ざした開発や運営にこだわっている点が、大手ディベロッパーとの大きな違いです。
例えば、地域のニーズをしっかり把握し、そのニーズに合った開発を行うことが、私たちの強みです。
江藤:特に、福岡地所のプロジェクトは単なる建物開発にとどまらず、地域全体の活性化を視野に入れた取り組みを行っています。
天神ビッグバンでは、ビルの開発だけでなく、商業施設やオフィスの利用者がコミュニティを形成し、シナジーを生むような仕組みを取り入れています。
高尾:なるほど、建物そのものだけでなく、その場所に住む人々や働く人々がどのように活用するかまで考えられているわけですね。
江藤:そうです。商業施設ではイベントスペースを活用して地域住民との交流を図るなど、より広範な取り組みを行っています。
福岡地所で働くメリット
高尾:ありがとうございます。それでは、少しディスカッションを進めていきたいと思います。福岡地所に転職するメリットについて伺いたいのですが、伊藤さんはいかがでしょうか?伊藤:私は前職がIT業界で、システム開発などを担当していましたが、福岡地所に転職してからは人材開発という全く異なる分野に携わることになりました。
驚きもありましたが、このように幅広いキャリアパスがあるのが福岡地所の大きなメリットだと思います。
高尾:キャリアの柔軟性があるというのは非常に大きな魅力ですね。江藤さんが、福岡地所に転職して感じたメリットは何でしょうか?
江藤:私の場合は、デベロッパーとしてプロジェクト全体に関わることができる点が大きいです。
前職はゼネコンで現場の管理をしていましたが、福岡地所では開発の企画から携わることができ、非常にやりがいを感じています。
また、福岡の再開発プロジェクトに直接関わることができるのも魅力です。
高尾:確かに、福岡の再開発に直接携わるというのは大きなモチベーションになりますね。矢部さんはいかがですか?
矢部:私も、少人数体制の環境で、採用から労務管理まで幅広く人事業務に関わることができるのが魅力だと感じています。
また、経営陣との距離が近く、意思決定が早い点も働きやすさにつながっています。
今後の事業戦略
高尾:経営陣との距離が近いというのは、特に中途採用で入られた方にとっては嬉しいポイントですよね。では、次に福岡地所の今後の事業戦略についてお伺いしたいのですが、江藤さん、今後の展望について教えていただけますか?
江藤:福岡地所では、商業施設やオフィスの開発に加えて、ライフサイエンスや再生可能エネルギーといった新規事業にも積極的に取り組んでいます。
九州大学との連携によるインキュベーションラボの設置や、地熱発電事業への投資など、新しいビジネス分野へのチャレンジが進行中です。
高尾:それは非常に興味深いですね。ライフサイエンスやエネルギー事業は、福岡地所の今後の成長を牽引する重要な柱となりそうですね。
矢部:そうですね。ライフサイエンスやエネルギー事業は、今後の事業戦略の重要な一環です。
特に九州大学との連携は、福岡の地域経済を活性化させる大きな推進力になると考えています。
また、再生可能エネルギー事業では、太陽光発電や地熱発電の開発を進めており、環境に配慮した取り組みを強化しています。
イベント参加者からの質問
高尾:なるほど、地熱発電まで手がけるとは意外でした。それでは、ここで参加者からの質問に移りたいと思います。まず、事前にいただいた質問からご紹介します。1つ目の質問は「経営管理の仕事や、Fukuoka Growth Nextでのアドバイザリー業務について」ですが、こちらは矢部さんがご回答いただけますか?
矢部:はい、Fukuoka Growth Nextはスタートアップ企業の支援を行う施設で、私たちの役割は、その成長をサポートすることです。
アドバイザリー業務としては、企業の成長ステージに応じたアドバイスや、資金調達の支援、ビジネスマッチングの機会を提供することが主な業務です。
また、福岡市や他のパートナー企業とも連携しながら、地域全体のイノベーションを促進しています。
高尾:ありがとうございます。次の質問は「不動産開発において、既存の不動産価値を高める業務はあるのか?」という内容です。江藤さん、こちらについてお答えいただけますか?
江藤::はい、不動産価値を高める仕事はあります。
例えば、既存の商業施設やオフィスビルのリノベーションを通じて、地域のニーズに合った形で建物を再活用するプロジェクトがあります。
特に天神エリアでは、古いビルを新しいコンセプトで再生させ、集客力を高める取り組みを行っています。
また、リノベーションだけでなく、新しい商業施設の開発によって、地域の魅力を高めることも目指しています。
高尾:なるほど、それは地域全体の発展に貢献する重要な仕事ですね。
次の質問に移ります。「具体的に求めている職種や、その業務内容を知りたい」という質問です。矢部さん、こちらはどうでしょうか?
矢部:現在、福岡地所ではDX推進部門と不動産開発部門でのポジションを強化しています。
特に、ITやデジタル分野での知識と経験を持つ人材を求めており、デジタル技術を活用して、業務の効率化や新しいビジネスモデルの創出を進めています。
また、開発部門では、都市開発や再開発プロジェクトに携わるエンジニアやプロジェクトマネージャーを募集しています。
高尾:ありがとうございます。
それでは、次の質問です。「長期的な事業推進において、属人化を防ぐために取り組んでいることはありますか?」という質問です。これも矢部さんにお答えいただけますか?
矢部:福岡地所では、業務の属人化を防ぐために、プロジェクトチームを編成し、複数のメンバーで業務を共有する体制をとっています。
また、ITツールを活用して情報を一元管理し、どのメンバーでもプロジェクトの進行状況を把握できるようにしています。さらに、社内での研修やノウハウの共有を定期的に行い、社員全体のスキル向上を図っています。
高尾:チーム体制や情報共有の仕組みが整っていることで、個人に依存しすぎることなく、プロジェクトを進められるということですね。ありがとうございます。
最後の質問です。「中途採用と既存社員のバランス、また中途採用社員に何を求めているのか」について教えていただけますか?
矢部:中途採用社員には、まず即戦力としての期待が大きいです。
特に、これまでの経験を活かして、プロジェクトにすぐに貢献できることが求められています。
また、福岡地所の特徴として、柔軟なキャリアパスがあるため、新しい視点やアイデアを持ち込み、チームやプロジェクトに新しい風を吹き込んでくれることも期待しています。
既存社員とのバランスについては、互いに学び合う姿勢が大事で、特に中途採用社員には既存社員からのサポートが手厚くあります。
高尾:既存社員との協力体制がしっかりしているということですね。それでは、質疑応答の時間はここまでにしたいと思います。
ご質問をいただいた皆様、ありがとうございました。そして、回答いただいた矢部さん、江藤さん、伊藤さん、ありがとうございました。
矢部、江藤、伊藤::ありがとうございました。
高尾:最後に、現在募集中のポジションについて簡単にご説明いただけますか?
矢部:はい、現在福岡地所ではDX推進部門や不動産開発部門を中心に中途採用を行っています。
また、今後のプロジェクト拡大に向けて、管理職ポジションも募集しており、特にリーダーシップを発揮できる方を求めています。興味のある方は、ぜひご応募ください。
高尾:ありがとうございました。それでは、これで今日のイベントを終了させていただきます。本日はお忙しい中ご参加いただき、誠にありがとうございました。参加者の皆様もありがとうございました。
矢部、江藤、伊藤: ありがとうございました。