私たちが、4ヶ月間『無給』で働いた先に見えたもの|YOUTURNが『今』伝えたいこと_Vol.8

移住転職コラム・ノウハウ
11/05/2025 更新

※この記事は、会員限定で2025年9月配信しているメルマガのバックナンバーです。


YOUTURN会員のみなさん
こんばんは!

10月に入り、気温も一気に下がり、
過ごしやすい季節になってきましたね。

暑い期間が長くなっていることもあり、
秋の季節を感じるのは一瞬ですね。

食欲の秋。
実りの秋。
スポーツの秋。
読書の秋。

そして、移住検討の秋。(笑)

半分は冗談ですが、来年4月に向けて、
転職活動を始める方が多い時期になります。

明確に時期をイメージしていなくても、
ぜひ一度相談に来てみてくださいね!

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さて、今日のテーマに入りたいと思います。

「4ヶ月間『無給』で働いた先に見えたこと」

です。

そうです…何を隠そう…
実は私たち、つい最近まで無報酬でした。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、
私たち転職エージェントは、成果報酬が基本。

つまり結果(紹介)が出たら収益になりますが、
結果が出なければ1銭もお金は入りません。

また会社にキャッシュ(現金)があれば、
収益がなくとも給与を支払うことができますが、

以前メルマガでも伝えしたとおり、
YOUTURNは今年の1月チームを解散しました。

年始からキャッシュフローは火の車でした。
まさに本当の綱渡り状態、自転車操業。

特に数ヶ月前は、本当に倒産寸前でした😅

これまで危ない時は何度もありましたが、
今回は本当に覚悟しました…

経営者が過去資金繰りに苦労した話は、
これまでも学んできたつもりでしたが、
まさに「百聞は一見にしかず」です。

なかなか辛い経験でした。
悲しいし、何より虚しさが込み上げました。

給与(お金)は労働の対価。

社会に出て、当たり前だったこと。
それが、急に当たり前じゃなくなった。

一体、何のために仕事をしているんだ..
こんな辛い思いをして続ける意味はあるのか…


と幾度も自問自答し続けました。

これから福岡への移住転職を控えている、
たくさんの候補者たちがいる。

U・Iターン人材を待ち焦がれている、
たくさんの地方企業と、経営者たちがいる。

でも、私たちにも家族がいます。
養わないといけない子供たちもいる。

いつまで無報酬が続くのか。
そんな不安を抱えながら4ヶ月過ごしました。

そして今、長く暗いトンネルを抜けて、
こうして皆さんに向けて文章を書いてます。

YOUTURNという会社は、
本当にたくさんの方々に支えられて、
信頼してもらい、助けてもらっている。

転職者の勇気ある意思決定があり、
企業からの早期入金のご支援をいただき、
家族や仲間からの応援がありました。


とても不思議なんです。

死にそうになりながら、
たくさんの方に助けていただき、
何とかで生き延びた。

もう2度とこんな経験したくない…
こんな会社は手放したい…
事業を撤退したい…怖い、不安、逃げたい…


渦中ではそんな気持ちになりました。

でも過ぎ去った今は、
むしろ幸福度が高まったかもしれない。

むしろ今回、お金で地獄を見たからこそ、

「お金とは一体何なのか」

このテーマにしっかり向き合うことができました。

また、その正体が朧げながら見えてきました。

実はこの危機の最中に、ある経営メンターの方から、

「お金とは、『血液』のようなもの」

といった言葉を授けていただきました。

血液がなければ生き物は死にます。
お金がなければ会社をたたむしかない。

では血液はたくさんあればいいかというと、
蓄えておく体のキャパがありますからそれも違う。

会社で言うと実現したい事業、達成したい目標、
それに必要なお金、それ以上に蓄える意味はない。

また、体が成長すると、必要になる血液も増えます。
会社が変化すると、必要なお金の量も変わります。

つまり、

「お金に対しては、その時々で臨機応変に向き合う」

これが正解なのかもしれません。


また、移住転職における最大の障害とも言える、

「年収が下がることに対してどう向き合うのか」

に直結するテーマでもあります。

もちろん年収は下がらないに越したことはありません。
しかし、東京と福岡は経済圏が異なります。

「福岡で実現したい人生のあり方」を考えた時に、
今の年収を維持することは本当に大事でしょうか。

年収を右肩上がりで増やし続けることだけが、
キャリアアップと言えるのでしょうか。

年収が下がることで、仕事の価値は下がるのでしょうか。

その時々の体(ありたい人生)に応じて、
最適な血液(お金)の量がきっとあるはず
です。

ぜひ面談で一緒にこのテーマを考えていきましょう!


YOUTURN共同代表 
高尾大輔 津金大樹

著者 津金 大樹
2022年からYOUTURN取締役、2023年より代表取締役就任(共同代表)。YOUTURNの移住転職サポート事業立ち上げ時の2018年から参画。ウェブマーケティング、コンテンツ制作を担当。 当社就任以前は、株式会社LITALICOで新規事業開発部に所属し、プラットフォーム立ち上げ。それ以前は、結婚式場の口コミサイト「みんなのウェディング」にてウェブマーケティングやコンテンツ制作、プロダクト開発に従事。新卒で日立製作所に入社。1984年福島県生まれ。

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