移住先として佐賀はどう?福岡の隣で理想の暮らしを!佐賀移住のメリット6選

移住転職コラム・ノウハウ
02/14/2025 更新

みなさんこんにちは!YOUTURN編集部です。

本メルマガでは、YOUTURNのメンバーより「福岡の移住お役立ち情報」として、生活やまちづくり、観光スポットやビジネスなど様々なテーマでお届けしていきます。

「都会の便利さは好きだけど、もっと広々とした家に住みたい…」 「子育てしやすい環境で、自然を感じながら生活したい…」 そんな風に思ったことはありませんか?

もし、自然に囲まれた環境で、生活費を抑えつつも、キャリアの選択肢を広げるために地方への移住・転職を考えているなら、佐賀県は一度検討する価値がある場所かもしれません。

今回は、佐賀への移住と転職を検討したくなる6つの理由をご紹介します。

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福岡通勤でもストレスフリー!便利な交通アクセス


福岡から佐賀への交通アクセスは非常に便利で、移動がスムーズに行えるため、通勤や旅行などで福岡と佐賀を行き来する人々にとって大きな利点となっています。

車でのアクセス

福岡市から佐賀市までは、車でのアクセスが非常に便利です。距離はおおよそ50km~60km程度で、高速道路利用で約1時間ほどで到着できます。

電車でのアクセス

福岡市から佐賀市への電車のアクセスも非常に便利で、特に通勤や日常的な移動に利用する人が多いです。

JR鹿児島本線:福岡市内の博多駅から佐賀駅までの所要時間は約1時間程度です。

鳥栖駅までJR鹿児島本線快速電車に乗車し、JR長崎本線に乗り換えるのが一般的です。なお、鳥栖駅周辺は博多駅から直通でアクセス可能なため、移住先として人気が高まっているようです。

運賃は1,130円です。特急列車(リレー号など):福岡市と佐賀を結ぶ特急も運行されています。所要時間は約40分程度で、運賃は特急座席料金を含めて約2,000円です。

バスでのアクセス

福岡市と佐賀市を結ぶバスも複数の路線が運行されており、バスを利用するのも選択肢の一つです。

高速バス(福岡~佐賀):福岡市内の天神や博多駅から、佐賀市内やその周辺エリアへの高速バスが運行されています。所要時間は約1時間20分です。

西鉄天神高速バスターミナルから佐賀駅バスセンターへ発着している高速バスはだいたい1時間に2本運行されており、運賃は片道1,100円です。

佐賀市近郊であれば、福岡まで約1時間で行けるということで、「福岡の企業に転職し佐賀に住む」 という人が増えているというのもうなずけます。

なお、佐賀市には九州佐賀国際空港もあり、国内外への航空便が就航しています。佐賀空港には2,000台以上の無料駐車エリアが設けられており、何日駐車してもよいため、自家用車で空港で行きやすいというのも大きなポイントです。

コスパよし!低い賃金でひろびろ住居で暮らせる

佐賀での最大の魅力の一つは、家賃の低さ。佐賀県は持ち家比率が66.9%と高く、1住宅当たりの敷地面積も平均318平方メートルで九州1位!

民営賃貸住宅の家賃(1か月3.3㎡当たり)は3,646円で、東京都の8,806円に半分以下。福岡県の4,233円と比較しても低くなっています。

佐賀市内で3LDKの広めのマンションに住む場合、家賃は月々6万円~8万円ほど。福岡市や東京の中心部では同じ広さの物件が10万円以上することが多いため、低い家賃で広い住居に住めるのは大きな魅力です。

参考:総務省統計局「社会生活統計指標-都道府県の指標-2024」

移住支援が充実!具体的な支援内容をチェック

佐賀県では移住を促進するため補助金や支援策が整っており、特に転職や定住を希望する人々にとって魅力的なプログラムがいくつかあります。

今回は、佐賀市に移住することで得られるお金の補助についてご紹介します。

移住支援金

佐賀市では、移住元の地域によって2つの支援プログラムを提供しています。

「佐賀県地方創生移住支援事業」 は、東京23区内からの移住者が対象で、単身の場合60万円、世帯の場合100万円が支給されます。また子育て世帯は18歳未満の子1人につきさらに最大100万円加算されます。

「さが暮らしスタート支援事業」 は、東京圏以外からの移住でも対象で、単身の場合60万円、世帯の場合100万円が支給されます。

子育て世帯の加算はありません。佐賀県外から移住した59歳以下の方が対象です。

これら支援金は、佐賀市に住みながら新しい仕事を見つけて働くことをサポートするために設けられたもので、単なる引越し費用の一部としてではなく、佐賀県外から佐賀市に新たに定住し、仕事を続けるための活動費として活用できる点が特徴です。

また、申請条件として、一定の就業契約を結んだり、佐賀県内での雇用契約があることなどが求められます。

佐賀県内の各市町村では、上記のような支援金制度のほかに「お試し移住補助金」や「空き家バンク」、体験ツアーなど、佐賀への移住を推進するためのさまざまな取り組みが進められています。

新たなステップアップとして地方移住を決めたあと、現地での生活環境を整えるまでには費用はかかるので、こういった支援金は移住に向けての大きな検討材料の1つになるかもしれません。

参考:
サガスマイル:佐賀県移住情報ポータルサイト
佐賀市「東京圏から佐賀市に移住される方へ移住支援金を交付します」
佐賀市「佐賀県外から佐賀市に移住される方へさが暮らしスタート支援事業補助金を交付します」

子育て世代にもやさしい!県をあげて子育てを応援

佐賀県は、ソニー生命保険株式会社の「47都道府県別 生活意識調査2023」で「子育てのしやすさが自慢の都道府県」全国1位を獲得。

「佐賀で楽しく子育てしたい」と思ってもらえる佐賀県づくりを推進する子育てし大県“さが”プロジェクトに取り組んでいます。以下に、佐賀県の子育て支援の取り組みを一部ご紹介します。

さが子育てエール便

「さが子育てエール便」は、佐賀県が子育て家庭を支援するために始めたプログラムです。

このプログラムは、赤ちゃんが生まれた全ての家庭に対して、子育てに役立つ情報やギフトを届けることを目的としています。

子育てに役立つ情報が満載のリーフレットや加唐島産ツバキの万能オイル、有田焼の離乳食スプーン、スタイになるオーガニックハンドタオルなど、親子の愛着形成をサポートするギフト、意思表示チャーム「ツナガルン」が含まれています。

子育てし大県“さが”タクシー

「子育てし大県“さが”タクシー」は、保護者に代わって保育所や学校、塾などへ送迎を行ったり、乳幼児を連れた外出時のサポート、急なお子様の発熱による夜間受付病院への送迎など、いざという時に安心して利用できます。

様々な状況に合わせて、親子利用コース・子ども利用コース・妊婦利用コースが用意されており、事前登録しておくことでスムーズに利用できます。

江北町 子どもの医療費が無償化

佐賀県杵島郡江北町が令和7年4月1日より子どもの医療費の制度を改正し、これまで「中学校卒業まで(15歳に達する日以後最初の3月31日まで)」だった対象年齢を「高校生年代(18歳に達する日以後最初の3月31日まで)」まで引き上げ、医療費の無償化することになりました。

江北町は佐賀県の中央部に位置し、多久市や小城市と隣接しています。

今のところ、佐賀県内では「医療機関ごとに、1回500円を上限に、月2回までの自己負担あり(対象年齢は自治体ごとに異なる)」という自治体が多いようですが、今後江北町につづく自治体が出てくるかもしれません。

参考:
子育てポータル 子育てし大県“さが”「赤ちゃんが生まれた全てのご家庭へ、令和6年度「さが子育てエール便」お届け開始! | 」
佐賀県「子育てし大県”さが”タクシーを運行しています 」
佐賀県江北町「子どもの医療費の制度改正について【令和7年4月1日より】」

恵まれた自然、息づく歴史と文化。心豊かな暮らしを実現!

豊かな自然を身近に感じながら暮らせるのは、佐賀ならではの魅力ではないでしょうか。

また、佐賀には吉野ケ里遺跡をはじめとしたさまざまな史跡が存在し、有田焼や伊万里焼などの伝統工芸品も受け継がれています。

日々の暮らしに自然と溶け込む、佐賀の自然や歴史、文化について簡単にご紹介します。

恵まれた自然

玄界灘と有明海に面し、広大な佐賀平野、脊振山を有する佐賀県。海と山に囲まれた恵まれた環境で、自然とともに暮らすことができます。

脊振山

脊振山は、佐賀県と福岡県の県境に位置する美しい山で、ハイキングや登山に人気があります。森林に覆われ、自然の中でリフレッシュできる場所として、週末のレジャースポットにもなっています。

玄界灘

玄界灘は、佐賀県の北部に広がる海域で、豊富な海産物が獲れる場所です。漁業が盛んで、新鮮な魚介類は地元の食文化に欠かせない存在です。

有明海

有明海は、佐賀県の南部に広がる海で、干潟が特徴的な自然環境です。干潟の生態系は豊かで、渡り鳥の中継地としても知られています。


息づく歴史

佐賀県は、古代から現代に至るまで、多くの歴史的な出来事と文化遺産が残されています。

吉野ヶ里遺跡は、日本最大級の弥生時代の環濠集落遺跡として知られ、その規模と保存状態から歴史愛好家にとっての宝庫となっています。

また、佐賀城は江戸時代の佐賀藩の中心地であり、当時の風情を残す城郭とともに、多くの歴史的資料が残されています。

吉野ヶ里遺跡

吉野ヶ里遺跡は、弥生時代の環濠集落跡で、日本最大級の遺跡として有名です。発掘された遺物や復元された住居などを通じて、古代の生活や文化を学ぶことができます。

佐賀城

佐賀城は、江戸時代の佐賀藩の拠点で、当時の面影を今に伝える城郭です。城内には博物館もあり、地域の歴史や佐賀藩の歴史を知ることができます。

唐津城

唐津城は、唐津市に位置する歴史的な城で、海を望む美しい立地に建っています。観光地としても有名で、地域のシンボル的な存在です。


佐賀の豊かな伝統文化


佐賀県は、有田焼や伊万里焼といった伝統工芸品で世界的に知られています。佐賀県内では年間を通じて多くの祭りやイベントが開催されており、地元の文化や伝統が息づいています。

有田焼

有田焼は、16世紀に有田町で始まり、精緻な技術と美しい絵付けで世界的に評価されています。

日本の代表的な陶磁器で、日常の食器から装飾品まで幅広く使用されています。毎年4月末から5月初めにかけて有田陶器市が開催され、地元の陶芸家が集まり、様々な種類の陶磁器が販売され、観光客と地元の人々が交流できる場となっています。

伊万里焼

伊万里焼は、伊万里市を中心に生産され、江戸時代に最盛期を迎えました。特に青磁や染付けの美しいデザインが特徴で、国内外の多くのコレクターに愛されています。

唐津くんち

唐津くんち(唐津神社秋祭り)は、佐賀県唐津市で毎年行われる秋の祭りです。豪華な山車や伝統的な踊りが披露され、地域の人々が一体となって盛り上がります。


温泉の魅力

佐賀県には多くの温泉地が点在しており、その中でも特に嬉野温泉や武雄温泉が有名です。嬉野温泉は「美肌の湯」として知られ、肌が滑らかになると評判です。

また、武雄温泉は、歴史ある楼門や大浴場が特徴で、心と体を癒す至福のひとときを提供してくれます。温泉に浸かりながら、日々の疲れを癒し、リフレッシュすることができます。

嬉野温泉


嬉野温泉は、佐賀県嬉野市に位置する温泉地で、美肌効果がある「美肌の湯」として有名です。泉質はナトリウム炭酸水素塩泉で、肌に優しく、日帰り温泉としても人気があります。

武雄温泉

武雄温泉は、佐賀県武雄市にある温泉地で、1300年以上の歴史を誇ります。温泉街には、武雄温泉楼門など歴史的な建造物もあり、温泉だけでなく観光地としても魅力的です。

SAGA SMILEカードで地域優待

佐賀県では、移住に関心を持っている県外在住者を対象とした会員カード「SAGA SMILEカード」を発行し、県内の協賛店で商品・サービス等の優待が受けられる取組を行っています。

対象者がこのカードを協賛店で提示すると、商品の割引や特典を得ることができます。生活に関わるお店や温泉・宿泊施設などで優待が受けられるので、移住先を検討する際に活用できそうです。

参考:サガスマイル:佐賀県移住情報ポータルサイト「SAGA SMILEカード」

佐賀で求められる役割とは?キャリアアップのチャンス

近年、地方での新しい働き方が広がっており、福岡の企業に通いながら佐賀で生活するスタイルを検討する移住者が増えているようです。

また佐賀県は、「創業支援」や「産業振興」に積極的に取り組んでおり、スタートアップ支援のプログラムも提供されているので、地方ならではのビジネスチャンスを生かしキャリアアップを目指せる環境が整っています。

まとめ

佐賀移住、気になってきましたか?北部九州の地図を見てみると、佐賀と福岡がこんなにも近かったのか!と驚きます。

福岡の人にとって、佐賀は日帰り旅行や週末の観光地としても人気です。一方で鳥栖市や基山町は、福岡に通える佐賀県として移住先として注目されつつあるようです。

特に鳥栖市はアウトレット施設やスポーツ施設が充実しており、まさに自然と都会のいいとこどりができるため、子育て世代が増えています。

福岡の企業へ転職を考えたとき、まずは福岡で生活することを想定する人が多いかもしれませんが、佐賀県のように「福岡と意外に近い」近隣県の情報もチェックしてはいかがでしょう。

参考:サガスマイル:佐賀県移住情報ポータルサイト「鳥栖市|佐賀県エリア紹介|佐賀の魅力」

著者 YOUTURN編集部
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