豊かに生きるための手段が仕事。ホープで見つけた幸せに働く方程式

私の移住転職ストーリー
05/10/2019 更新

東京に住んでいる人の約半数は地方出身者(※)。

進学、就職、転勤などで東京に来ている方々でしょう。さて、問題は地方出身者のうち、どれほどの人が「東京にいることに積極的」なのか。

「地元に帰りたい」と考える方もいるでしょう。その反面で「地元に帰っても仕事がない」「東京で何も成し遂げてないのに帰るのは恥ずかしい」と思っている方もいるかもしれません。

しかし、東京で成果が出せないからといって、地方でも満足に働けないというのは本当でしょうか?

今回は「東京から逃げ帰ったけれど、地方で充実して働いている」と語る、株式会社ホープの安藤 伸晃 (あんどう のぶあき)さんに、移住と転職について話を聞いてみました。

東京で疲弊しながらも、プライドや将来への不安で動かせなくなっている方にとって、選択のヒントになれば幸いです。

※第8回人口移動調査(http://www.ipss.go.jp/ps-idou/j/migration/m08/mig08.asp) より
東京生まれ・東京育ちの人は東京の人口の54.4%

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自分の居場所が見つけられずに心をすり減らす

ーー新卒で環境系のベンチャー企業に入社した安藤さんは、在籍していた5年間で営業マネージャー、経営企画マネージャー、新規事業責任者、採用・教育責任者と思う存分に手腕を発揮しました。最後には3つもの職務を兼任。

「やり切ったから」という理由で、次第に転職を考えるように。そんな安藤さんにホープと出会うまでのキャリアについて伺ってみると、こんな回答が。

▲株式会社ホープ 安藤 伸晃 (あんどう のぶあき)さん

(以下、安藤さん)
もともと、事業で会社を選んでいたわけではないのです。「どんな事業か」よりも「どんな経営者」で「どんなことを目指して」「どんな人たち」と一緒に働くか、のほうが大事でした。

そして、その姿勢は今も変わりません。結局仕事は豊かに生きるための手段でしかないですから。

最初の転職を考えたとき、当時の会社には不満はありませんでしたが、もっと別の環境で成長したいと思い、人・組織のコンサルティングをしている会社を選びました。その会社自体は有名ではありませんが、誰もが知るような大企業のコンサルティングをしている会社です。


ーー1社目のベンチャー企業での経験が活かせそうですね。それでは、転職後も順風満帆な生活を?

いや、それが全然。まったく歯が立たなかったんです(笑)。周りのメンバーのレベルが本当に高くて……。組織に馴染むこともできずに殻にこもってしまったこともあり、相談する相手も作れなかったんですよ。結局辞める前の1ヶ月は、会社に行くことすらできませんでした。

それがきっかけで僕が育った町であり、妻の故郷でもある福岡に帰ることにしました。

福岡ではまず某有名ゲーム会社の人事として働いたのですが、そこでも期待されていたレベルのアウトプットが出せなくて……。結局その会社も半年ほどで退職してしまいました。

このときばかりは、真剣にまずいと思いましたね。この調子でいくと、次の会社に入社してもすぐに辞めてしまうんじゃないか。自分はこのまま、腐ってしまうんじゃないか、と。

そこで、もう一度原点に帰って会社を選ぼうと思いました。

新卒の会社を選ぶときに一番大事にしていたのは「人」でした。経営者や一緒に働く人たちで会社を選んでいたのです。

しかし、いつしか体裁や年収、業種や会社の知名度で選ぶようになっていました。もう一度、自分が本当に大事にしているものを軸に会社を選ぼうと決めたのです。


ーー1社目で活躍できていたものの、2社目、3社目と思うようなアウトプットが出せず、逃げるように会社を後にした安藤さん。家族がある身で、自分が活躍できる場所が見つからない焦りは想像に難くありません。

東京・地方に関わらず、自分に合った働く環境を見つけるということは一筋縄ではありません。しかし、だからこそ安藤さんのように、自分にとって大事な軸で会社を探すのが大事なのでしょう。

「人」で選んだ株式会社ホープという居場所

ーーそれでは、そこから再び福岡で転職活動を?

そうですね。最終面接まで進んだのが2社で、そのうちの1社が株式会社ホープでした。

ただ、僕、実は一度ホープの内定を辞退したんですよ。もう1社が提示した年収が、ホープよりも高かったことがその理由です。

でも、内定を辞退した翌日、ホープ代表の時津から電話があったんです。彼は電話口の向こうで、こう語ってくれました。

もう一度考え直してくれないか。正直、今すぐ年収の差を埋めるのは難しいけれど君と働きたい

その一言でハッとしました。

僕はまた「人じゃなくて、年収や体裁で会社を選ぼうとしている」と思ったんですよね。もう1社の方たちとは食事にも行ったのですが、正直、ホープの人たちの方がウマがあったんですよ。僕自身も、それに気がついていた。

それにも関わらず、僕はまた年収に惹かれて会社を選ぼうとしていました。時津のあの電話がなければ、また自分の居場所を作れず会社を辞めていたかもしれません。

だから、あの電話をくれた時津には、今でも本当に感謝しています。


ーー年収の差があれば、惹かれてしまう気持ちはよくわかります。想いをぶつけてくれた時津さんも、想いに応えた安藤さんも格好いいです。ホープに入社してからはどのような仕事を担当されているのでしょうか。

ホープには営業として入社したのですが、今はセールスイノベーション部という新設部署を任されています。平たくいうと「ビジネスの形を変えていく仕事」です。

これまでのホープは「ひたすら電話をかけて案件を受注する」ーーいわば労働集約型の営業スタイルでした。しかし、今掲げている目標に到達するには、営業フローを変えてもっと効率的な売り方に変えていかなければなりません。

効率的に売っていくというと聞こえが悪いですけど、無理やりお客さまを探すのではなくて、もっと自然に「僕らを必要としているお客さまにアプローチ」していきたいんです。

「売る」から「売れる」に変えていくための事業戦略を練ること。

それが、僕が任せてもらっている仕事です。実際に、昨年と比較すると生産性が1.1倍から1.2倍に向上しているので、多少の成果は出せているのかなと思います。


ーーやりがいを感じつつ、成果を追い求められる。さらには、人間関係も良好とのことですから、転職活動は成功したと言えるのかもしれませんね。これから先、ホープで成し遂げたいことってありますか。

現場のみんなが楽しく頑張れる会社を作りたいです。正直、今までの方法では頑張ったからといって、それがそのまま結果として反映されるとは限りませんでした。

今はそれを、がんばった分が成果として返ってくる仕組みを作っているところなんです。

頑張った分がしっかり結果で返ってくれば、人は楽しく頑張れると思うんですよね。そして、僕自身としては、社長の右腕としてより会社や組織に貢献できるようになりたいと考えています。

とは言っても、僕自身はビジネスにはそこまで興味がないんですよ。どちらかというと、誰かとなにかを成し遂げる体験が好きなんです。目標に向かって、仲間と一緒に走っている瞬間がこの上なく好きなんです。

▲ホープ代表取締役社長 時津氏(左から2番目)とホープで働く皆さん。 若手も活躍できる自由闊達な社風。

ーーそれはまた面白いですね。今のお話から、なにか安藤さんの人としての軸を垣間見たような気がします。

ああ、そうかもしれないですね。僕は幼い頃、父にもらった言葉を大切に生きているんです。

それは「お前には才能がない」というもの。……あ、嫌われていたわけではないですよ?(笑)。

「お前には才能がない。もし将来、お前が大きくなって何かを身に付けたとすれば、それは自分の才能ではなくて社会が与えてくれたものなんだ。その恩返しをすることが、働くという事なんだ」

と、そういう意味ですね。

その言葉があるから今の自分があるし、だからこそ社会や周囲に対して還元できるような働きを続けていたい。僕の根底にあるのは、そんな父の教えのような気がします。


ーー人生のどん底に落ちていた安藤さんを救ってくれたのは、時津さん、そしてお父さんの言葉だったのかもしれません。

自分の軸に沿って生きていればうまくいく。安藤さんの人生はまさにその典型とも言えます。東京で働こうと、地方で働こうと、自分の軸を持っている人は強く、そして輝きます。自分らしい生き方をするためには、自分の軸を見つけ、それに素直に生きていくことなのでしょう。

「豊かな人生を送る」というプライド

<執筆後記>

福岡に帰り、自分の人生の軸に帰って見事人生の再起を果たした安藤さん。

「プライドが邪魔して地元に帰れないっていう方もいるけれど、プライド持つのはそこじゃないですよね」

取材中、さりげなく発したその一言に、安藤さんらしさが詰まっているような気がしました。

「豊かに生きる」ことに、安藤さんは強くて芯のあるプライドを持っています。
仕事はそれを叶えるための手段でしかありません。
そして、安藤さんの仕事は、豊かに生きる人を増やすこと。
会社が好きで、頑張ることが楽しくて、頑張ったことがちゃんと自分に還ってくる。
安藤さんが目指しているのは、社員全員がそう感じられる会社を作ることなのです。

人生の大部分を占める仕事は、気がつくと、人生の中心になりがち。仕事のために住む場所を決め、仕事を中心に生活スタイルが作られます。

しかし、人生のために仕事があるのであって、仕事のために人生があるわけではないことを忘れてはいけません。

自分の人生の軸はなんなのだろうか。今一度考えてみてはいかがでしょうか。
(執筆:鈴木 光平 編集:鈴木 しの 撮影:中島 祐也)

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