【イベントレポート】30代での移住転職|YOUTURN移住転職者リアルトーク【後編】

移住転職フェア・イベント
10/18/2024 更新

大好評、YOUTURNコミュニティメンバーをお招きしてのオンラインイベント。
今回のテーマは30代での移住転職です。

30代で福岡への移住転職を経験された方々をゲストに迎え、リアルなお話を伺いました。

【後編】では、「転職活動の軸」「転職先を決める上で、最後に悩んだポイント」「移住して感じる良さ・課題」「今後のライフ・キャリアプラン」など、詳しくお話をお聞きしています。

前編はこちら:【イベントレポート】30代での移住転職 |YOUTURN移住転職者リアルトーク 【前編】 ゲスト:
西田 忠輔さん西部ガスホールディングス株式会社
毛利 聡さん福岡地所株式会社 株式会社FJアーバンオペレーションズ/経営管理部 出向)
二田 哲也さん株式会社カホエンタープライズ マネジャー)

ファシリテーター:
高尾 大輔(株式会社YOUTURN 代表取締役) ▼【無料・登録所要時間3分】YOUTURN会員登録はこちらから!

転職活動の軸について

高尾 🌳
次のテーマは、『どんな転職活動をしましたか?』会社選びの軸ですね。

どれぐらいの会社を受けてどんな活動したのかをそれぞれ伺いたいなと思うんですけど、二田さんからいいですか。

二田 🏝️
3年前なので若干記憶が思い出せないんですが、多分2、3社ぐらいだったんではないかなと。
求人サイトとかで応募というか、そういうのは動いたりはしてましたが、実際に受けはしてなかったです。選考という意味ではYOUTURNに紹介してもらった企業だけでした。

軸、そうですね......事業会社のIT部門的な仕事か、サイバーセキュリティ系のコンサルか、はたまたその辺の経験が活かせるような仕事を軸に、新しいことをやるのにあまり抵抗がなかったので、その辺も加味していただいて、何社かYOUTURNから紹介いただいた記憶があります。

高尾 🌳
二田さんは1社目が事業会社内の情報システム部門でのご経験で、2社目がセキュリティのコンサルティング会社ですよね。

その二つの経験を踏まえて3社目をどうするかというご検討だったと思います。結果、事業会社のグループ内にできたIT企業みたいなところにいらっしゃるわけですね。ということは、今はクライアントワークがメインになってる。

いくつか選択肢があった中で、カホエンタープライズを選んだ理由は何ですか。

二田 🏝️
「面接とかよりまず社長と話しません?」って、たしか高尾さんから連絡をいただいて。そのパターンあるんですかって思って。笑

今3代目になる社長と直接話して、この人面白いなと思ったんです。共感できる人でしたし、当時考えてらっしゃるようなビジョンも含めて、結局人というところですね。直接社長と話したことが大きかったです。

高尾 🌳
感覚的なものってすごくあるなと思います。求人票並べてどれにしようかなと検討してるときと、実際に面接でいろいろ話した上で最後どこにするかって、最後は全然違うものを選んでたりしますもんね。

毛利さんはどんな転職活動でしたか。

毛利 ⛺️
「福岡市を中心に仕事を探したいな」と思っていて、高尾さんからご提案いただいた会社をとにかく受けていきました。

応募させていただいたのは4社、5社ぐらいで、面接まで進んだのは2社。今勤めてる福岡地所については最初に面接に進んだ会社で、そのまま一応トントンといった感じではありましたね。

福岡地所と、もう1社、前の会社の業界に近いような北九州の会社さんも受けさせていただいていたんですが、そっちも最終まで進んでたので迷いましたね。未経験の不動産デベロッパーの業界と。正直福岡地所の仕事は全然想像つかなかったんですけど、一方で、北九州の方は産業系のメーカーで仕事のイメージができていた。

でも最終的に決めたのは、やはり元々なぜ転職活動したかというと、両親の支援を受けたいというところもありましたし、あとは「違う業界で自分が働いてみたらどんなふうになるんだろう」と気になっていたので。

これまで経験したことがない方に一旦キャリアを振ってみたという感じです。

高尾 🌳
それはすごいことですよね。北九州のメーカーのお仕事の方が多分活躍もできるだろう、自分の知見を活かせるだろうとイメージが湧いた中で。

今は不動産デベロッパーで前職と全く違う業界。正直事業構造すらちゃんとわかってない状態で入る感じじゃないですか。

そこへの怖さはどうやって乗り越えたんですか。すごく不確実な方を選んだわけですが。

毛利 ⛺️
いや、もう何だろう。乗り越えてないですよね。笑 今もわからないながらに、必死に付いてってるという感じではあるんですけど。面接を受ける中でも、経験のない業界から来てる人もいるし、その辺を全面サポートしますみたいなお話もあって。

面接官の方や人事の方から心強い言葉をいただいてたので、そこを信じて一旦飛び込むしかないかなと。あと確か高尾さんにも言われたような気がしますね。「やってみないとわかんないところが最終あるので」って。笑

高尾 🌳
ありがとうございます。僕がなぜこの辺をお聞きしたかというと、非連続なチャレンジってすごく貴重だと思うんですね。大体みんな想像がつく方をどうしても選択を置きに行きたくなる。
より確実そうな方を選ぶというのが、極めて真っ当な人間の心理だと思うんですけど、そうじゃない不確実な方を逆張りで取りに行くことは、貴重な意思決定だと思っているんです。

そして、実は毛利さんのご家族と福岡地所もいろんな繋がりがあって。逆張りっぽいけど、導かれているところもあるんじゃないかと。

毛利 ⛺️
福岡地所って、すごく福岡という土地に根ざした会社なんです。福岡にゆかりのある方はご存知だと思いますが、キャナルシティとか、先日閉館したマリノアシティとか、そういったところを建設したり運営してる会社なんですけど。

私の妻がマリノアでバイトしてたとか、妻のお母さんが木の葉モールでパートしてるとか、妻のお父さんが福岡地所が建てたビルのオフィスで働いてるとか。そんなこともあったりして。

福岡の人たちの生活に根ざしてる会社だなと思うと、そこでできることっていろいろやりがいがありそうだなという、単純な想像を膨らませたという感じですね。

高尾 🌳
ありがとうございました。西田さん、お聞かせいただけますか。

西田 💡
私の場合、転職の軸としては元々IT部門でアプリケーション開発をやってたので、それが使えるかなというのが一つです。

それから、経営スタッフとして仕事したときに、ITの構造改革みたいな話があったんです。その時に実はこれまでの仕事の経験で「変化させる」みたいなことをずっとやってきていなかったなと。
やったことないから無理だし!みたいな思いが当時はあって。将来はそういうことができるようになりたいなと思ってました。

あとは、IT系の仕事も昔ながらの「システム開発」と言われる世界にいたんです。当時はデジタルやSaasなんかがどんどん出てくる時代で、もっとフットワーク軽く変化させられることが見えてきてました。

結果的に西部ガスを選びましたが、ベンチャー企業も受けたんです。その選考プロセスがいい壁打ちというか、「こんな会社もあるんだ」「自分は本当に行きたいんだっけ?」と、内省することができましたね。

高尾 🌳
最終的に西部ガスを選択されたのは、どういう違いがあったんですか。

西田 💡
一つは、転職活動の文脈やストーリーが全て揃っていたからですね。システム開発だけじゃなくて、デジタルという文脈だとか変革だとか、経営に近いみたいなのが1セット揃ってるポジションだったということ。

あとは福岡に帰ってくる理由の一つに、地域貢献できる人材になりたいなと学生の頃ふわっと思ってたので。都市ガス会社って言ったらすごくシンプルなんですけど、そこで役立てば地域貢献という旗は立てられるなって、そのくらいです。

高尾 🌳
西部ガスからは西田さんの評価がすごく高かったのを思い出します。

ありがとうございます。安定とチャレンジと、地域貢献と、いろんなものが揃ってた選択だったんですね。

転職先を決める上で、最後に悩んだポイント

高尾 🌳
『転職を決める上で、最後に悩んだポイント』について。転職を決めた理由というよりは、決めるときに悩んだことがそれぞれあるかと思って、あえて質問させていただくんですけど。

今回は毛利さんからいいですか。

毛利 ⛺️
「やったことない仕事で本当にやれるのか」は、福岡地所から内定いただいた後にやはり悩みました。

もう1社も選考が最後まで進んでたところで、そちらも社内の雰囲気としては合いそうで、ガツガツやれそうな感じもあった中で、比較しようと思ってもあんまりできないというか。社風やカルチャーもおそらく違って、どっちもいいみたいなところはあったんですけど。笑 
やったことない方に1回振ってみるかというところと、やはり福岡市、妻の実家に近いというところで決めました。

会社の場所も人によっては重要なんじゃないかなと思います。これは移住転職という活動だからこそかもしれないですね。会社だけ選べばいいというわけじゃなくて、住む地域とかご家族の生活のしやすさとかもあると思いますから。

高尾 🌳
ありがとうございます。次は西田さんお願いしてもいいですか。

西田 💡
さっき話したんですけど、それまで培った資産。人的な繋がりとか、いただいた役割とか、その会社ならではの経験や知見を捨てるかどうするかは悩みましたね。

もしかしたら自分の未来にこんなこともあるかもしれないっていうのを、おぼろげながら見え隠れするような経験をさせてもらったので、捨てるかどうかはめちゃくちゃ迷いました。

高尾 🌳
なるほど。西部ガスに転職して移住すると決めて、それから勤めてた会社に退職の申し出をするじゃないですか。このときもいろんな感情が湧いてきたり、会社から「いてくれたら今後こういうふうにしようと思ってたのに」と言われたり、いっぱい出てきませんでしたか。

西田 💡
めちゃくちゃ出てきます。今もちょっと泣きそうになりましたけど。ただ良かったのか悪かったのか、ちょうどコロナが始まったぐらいが会社に伝えるタイミングだったんですよ。

なので、深くお話をできなかったのか、しなくてよかったのかというのは実はあって。今思えば、ちゃんといっぱい喋っておきたかったなとすごく思ってます。

前職とのパイプは同僚を通じてあるんですけど、ただやはり最後にいた部署だとか経営層からは、「お前さあ......」みたいな感じだと思いますね。なので、そっちにはちょっと連絡を取る勇気が出なかったりしますけど。

何か悪いことしてるような気持ちにもなって、ごめんねって。やっぱり育ててもらったところなのでその気持ちがすごく大きかったですね。

最終的には未来の自分のあり方、どんな未来を大事にするかというのをすごく考えました。

高尾 🌳
毛利さんも同じ意見ですか。

毛利 ⛺️
もう全く一緒です。私も後ろ髪引かれる思いで退職届出した後からが始まりでしたから。当時私もコロナ真っ只中で、そこはもういろんな方に電話して回って、会議室にこもって、2、3時間電話しまくった覚えがありますね。

関わる人とは辞めてからも関わり合いがありますし、北九州にあった会社なので、コロナも落ち着きはじめてからは何度か飲む機会がありました。なので、必ずしも人間関係が完全に切れるわけじゃないとは思います。

高尾 🌳
ありがとうございます。二田さん、お待たせしました。転職を決める上で悩んだポイントを聞かせてください。

二田 🏝️
今お二人が喋ってる間ずっと考えてたんですけど、決めてからはもうあんまり悩んでなかったんですよね。んー、なかったなあ。笑

ただメインはグッデイで、そこから派生して、IT系の会社を作ってて。社長とさっき面談させてもらってたって話しましたけど、より具体的な話とか、どういうことを改善するみたいな細かい話まで、できてるようでできてなかったなと感じて。それがちょっと消化不良なところで、実は内定応諾した後に少し気になってました。

そういう話をしたときに、1回嘉穂無線のオフィスに遊びに来ない?という話があって。年末かな。福岡に帰ったときに聞きたいことも全部聞かせてもらって、それで全てが消化できたのも大きいです。

高尾 🌳
三者三様あって面白いですね。一社目の話が出ましたが、社会に出て最初の親みたいな会社ですからね。これは今日ご参加の方でもその辺を想像すると、ぐっとなんか気持ちが重たくなるなっていう人もいるかもしれないですね。

このあたり僕らもキャリアアドバイザーとして、アドバイスさせていただくこととか、まぁ別にそんな偉そうなものじゃなくて、ちょっと途中でお話聞いたりとかですね。どうしても退職交渉、退職のプロセスってものすごく孤独なので、そこは状況を伺いながらガス抜きしていただくような伴走もできたらなと思ってるところです。

移住転職して感じる良さ・課題

高尾 🌳
次のテーマは、『移住転職して感じる良さ・課題』と書いてますけど、良さと悪さみたいな感じですね。

二田さん、どうですか。

二田 🏝️
移住の観点だとたくさんありますね。時間が足りないくらいあります。
家賃が安いとか人が温かいとか、美味しい食べ物がいっぱいあるとか、海も山もあるよとか、いろいろ。
東京のときと比べてみると、生活のしやすさもそうですし、人間関係もそうですけど。いいことの方が多いです。ある程度、想像通りといったらあれですけど。

想定外に良かったことは、僕が思っていた以上に公共の交通機関が充実してたというのを帰ってきてから感じました。

高校まで地元にいたんですけど、基本は車移動だったんです。親の車に乗せてもらったりとかが多かったんですけど、帰ってきてしばらくは車もなく生活してたので、「こんなバスとか充実してたんだ。西鉄すご」って。それは想像以上でしたね。どこの街にも大体、西鉄の何かが走ってる。笑

福岡には都市高速っていう、首都高みたいなのがありますが、路線バスが普通に走ってたり通常運賃で乗れたりするので、遠方とかからでも全然通勤しやすかったり。その辺の便利さは思ってた以上でした。

高尾 🌳
逆に移ってみて、この辺ちょっと嫌だなと思うこともありますか。

二田 🏝️
嫌なところは意外とないかもしれない。福岡県から何かもらってるわけじゃないんですけど、そういうネガティブなものは正直ないです。

高尾 🌳
ありがとうございます。西田さんはどうですか。

西田 💡
もうほぼ出たので1個だけ。食べ物が美味しいとはよく聞くと思うので、それを実感してるという話なんですけど。

外食がめちゃくちゃ減りました。何でやろう?って考えたら、新鮮で美味い食材が安くすぐ手に入るんですよ。なのでうちはほぼ毎週、生きてる魚を子供と一緒に捌いて刺身で食べたり、目の前で料理して食べたりしてて。多分ご飯屋さんで食べるより美味いんですよね。

だから外食が本当に少なくて、それでいてうまいもん食ってるっていう。どんどん体重増えていってる状態で困ってます。笑 でも福岡での生活を楽しむ上で、豊かな経験してる気がしてますね。すぐそこの姪浜に釣りに行って、釣った魚を生きたまま持って帰ってきて捌いて、お酒飲みながら。もうほぼ毎週、最高です。

課題のところ僕もいろいろ考えてたんですよ。移住に関してはやっぱなくて。転職の方の課題でもいいですか。ここは一つちょっとあるなと思ってて、僕の周りだからかもしれない。

さっき七社会って出てましたけど、歴史が古く昔からある会社でもあるので、多様性の受け入れ具合だとか、制度面とか文化面みたいなところは少し一昔前感は強いなと思います。

僕も途中で入社した人間なので、外様というかそういう目で常に見られているなと感じることは時々あります。それ以外の人である程度のグループが出来上がってるので。まあ個人的にはそれでいいよねって思ってはいるので全然苦にはしてないんですけど。そんなもんだよねって。

あとは例えば、よく言う年功序列の賃金制度とかの雰囲気があって、会社としても変えたいんだろうけどなかなか苦しいところはあるんだろうなと。
そういうレガシーな感じが残ってるのは間違いなくあるので、移住転職した後に入った企業によってはギャップを感じることはあるかもしれないですね。

高尾 🌳
毛利さん、いかがでしょうか?

毛利 ⛺️
大体出てしまったんですけど、悪いところを今絞り出しました。私は名古屋に2年間いたので、名古屋の良さを非常に感じた2年間でしたね。

福岡にないところで言うと、実はエンターテインメント施設のラインアップは少ないです。自然そのものに色々見出せばあるんですけど、商業施設とかレジャー施設とか遊園地とか。水族館でいくと、愛知県には水族館が4ヶ所ぐらいあるんですよ。

あとお子さんがいるご家庭で、もしかしたらギャップがあるかもしれないと思うのは、公園がちょっとレガシー的なところが多いかもしれない。団地の真ん中、街中にある公園とかが、少し古めの印象があります。大きい公園とかになると綺麗なんですけど。

愛知県は南に行くと自動車を中心とした工業都市で、公園や遊具はキレイな場所が多かったです。

でも絞り出して、そんなところですかね。逆に言うと人もどんどん増えてますのでこれから綺麗になっていくとは思います。

福岡での今後のライフ・キャリアプラン

高尾 🌳
最後の質問です。これから先の未来について、福岡に戻ってくるタイミングでいろいろ考えられたと思うんです。

お三方、福岡でもう数年過ごしてらっしゃる中で、見える景色もいろいろ変わってきてるんじゃないかなというところで、数年過ごした上で『今見据えているライフプランやキャリアプラン』、どんなことを考えてらっしゃるのか伺いたいです。

戻ってくるときはこんなキャリアプランかなと思ってたけど、今はこんなキャリアプランまで視野に入っているとか、そんな文脈でお話いただければ嬉しいです。

西田さん、いかがですか。

西田 💡
ライフプランからいくと、僕は移住を先に考えてたのはお話したと思います。戻ってきて、家族との生活、自分の時間、それから両親兄弟もこっちにいるので、そういった中で楽しく過ごすことができていると思います。
そんな感じで思ってるので、ライフプランはもう想定通りで来たときとほとんど変わらず、これからも進んでいくだろうと考えています。

福岡に子供からみた「実家」として家を建てたので、おじいちゃんおばあちゃんと楽しい時間を週末過ごすっていう、昔、僕らが楽しんでたものを、今度は私の子供達とできたら楽しいかなと思ってます。

キャリアプランの方は、転職から3年経って今年から少し役割が変わってマネジメントさせてもらえるようになったので、ITシステム開発もデジタルも、それからデジタル化の教育みたいなところも、私のチームでやらせてもらってます。2、3年は少なくともそういったものをうまく組織に浸透させたり展開していくところをキャリアプランの柱に置いて。今は新しいチャレンジができてると思ってます。

あとは、いまは資格試験を受けたりしてるので、そこがうまくいけばまた別のキャリアプランも見えてくるかもと考えてはいますけど、それはもうそのときの出たとこ勝負かなという感じです。

高尾 🌳
また3年とか5年とか経ったときに、複業やパラレルワークの一般化みたいなのがどんどん進みそうですしね。よりいろんなオプションを、ポートフォリオを組める時代が来そうです。

西田さんとお話してて僕が印象深かったのが、ゆくゆくは地域の中小企業のDX支援とかもやっていきたいとおっしゃってたので。そういうキャリアパスに繋がるといいですね。

では二田さん、お聞かせいただいていいですか。

二田 🏝️
ちょっと共通しますけど、帰る前から家族との時間だったり親孝行といったことをずっと思い描いていたので。今は月に1回とか、よく家族で集まってご飯食べたり旅行行ったりしているので、まあ思い描いた通り、親孝行できているのかな。

あとは実家が田んぼとかをやってるので、お手伝い的なことも含めてやれたり。去年の12月に第一子が誕生したので、そういう意味でもこれからも家族中心で楽しく生活していくっていうのは変わらないかなという感じです。

キャリアプランで言うと、会社としては今ITというところで耕してたり、軌道に乗ってないところではあるのですが、まだ数億円ぐらいの売り上げですし、まずは一つの事業の柱となるような形で貢献したいですね。

元々福岡の中小企業のお客さんが多かったんですけど、今東京にも進出してまして、まさにお客さんを私が担当してるので、そこでしっかり実績を作って、東京の方でもマーケットを広げていくようなところは今考えたりしてますね。

やってる仕事自体も今までと全然毛色が違うので、もう少しスキルや経験を積んでいって、ある程度一通りをやったときに、その先にまた何か「こういうことやってみたいな」とかも、もしかしたら見えてくるのかなと思ってます。

高尾 🌳
二田さんの場合は、入られた会社はホームセンターのグッデイ、嘉穂無線ホールディングスとしては大きいし人数いますけど、カホエンタープライズは立ち上げに近いようなところで入っていかれてますよね。

となると、カホエンタープライズのITのお仕事、事業というところと、また並行して経営みたいなところを担っていくキャリアパスもありそうです。

最後に毛利さん、お聞かせいただいていいですか。

毛利 ⛺️
ライフプランはお二方と一緒で、帰ってきて実家に近いところで妻の方も私の方も毎月毎週のように親と会えて、孫の顔を見せられてる。そのあたりの満足度は非常に高いので、この生活を続けたいなとは思ってます。

一方で、ある程度子供が大きくなってきたらその辺も少し変わってくるのかなというのは何となく思ってるところではあります。マイホームも買ったし、一応基盤を固めたので、子供たちが自分の相手をしてくれなくなったらちょっとまた何か考えようかなみたいな感じですかね。

キャリアプランについては、私は今DX推進を事業サイド側でいかに前に進めるかという仕事をしています。組織改善に近いような側面から、子会社のDX推進をやってますので、組織をどう運営するのかみたいなところを今、一緒になって悩んだりしてるところです。

そういった経験も活かしながら、将来的には子会社の経営とかにガッツリ入っていくような経験ができればいいかなという、中期的なところの目標はあるんですけど。長期的なところはもう出たとこ勝負かなと。

高尾 🌳 
変に長期的なことまで決め過ぎても、他の可能性を排除することにも繋がるので、あえてそこは広く可能性を取っておくのは大事かもしれません。

移住転職を検討中の方へのメッセージ

高尾 🌳
最後にお一人ずつから、移住転職を検討されている方々へ向けて、何か励ましのメッセージをいただきたいなと思います。
毛利さん、お願いします!

毛利 ⛺️
トップバッターですね、任せてください。妻に言われた言葉をそのまま使わせていただくんですけど、「転職活動をしたからといって今の会社をクビになるわけじゃないから、とりあえずやってみたら」ということですね。

私はこの言葉を聞いて動きはじめました。転職するかしないかは抜きにして、転職活動すること自体は別に悪いことじゃないんじゃない?ということで、そのプロセスで自分のやりたいことや価値観に対する解像度を上げていけばいいのかなと思います。

高尾 🌳
いい言葉ですね、ありがとうございます。では西田さんお願いします。

西田 💡
私からも似たようなお話かもしれないんですけど、移住と転職どうしようかなと悩んだときに、妻と、妻の母親に言われた一言があって。「やりたいんだったら、あとは何とかなるし、何とかするでしょ」って。

この一言で吹っ切れた部分は大きかったですね、ああそうだなと。「やるって決めたらそれは今まで頑張って生きてきたんだから何とかできるよね」と。そこはかなり勇気をもらった一言でした。

高尾 🌳
素晴らしい奥様とお母様ですね。皆さんもっと自分自身の何とかする力を信じてもいいんじゃないかなって僕も普段から本当に思っているので。

不確実で変化が多い時代だからこそ、正解がない時代だからこそ、何とかする力を信じるってものすごく大事だし、今まで何とかしてきたことに自信を持てるといいんじゃないかなというふうに心から思います。

素晴らしいお言葉ありがとうございます。すいません。二田さんへのハードルがぐっと上がりますね。笑

二田 🏝️
僕は最初の方が良かったです。ファシリテーターがちょっとあれっすよ。笑

高尾 🌳
僕のせいですね、ごめんなさい。目測を誤りました。

二田 🏝️
そんな偉そうなことは言えないんですけど。転職移住の最初の一歩目を踏み出すのは皆さん不安だと思うんですが、やってみないとわからないし、僕が自分に言い聞かせたのは、「5年後10年後にやっとけばよかったと思う生き方だけはしたくないな」っていうことです。

何を決断するときでも大体そうなんですけど、そこに立ち返ったときに、やっておけばよかったというふうにはなりたくなかったので、その言葉を胸に刻んで一歩踏み出しました。「駄目だったらまたやり直せばいいし」ぐらいの割り切りも必要かなとは思うので、悩んでいるようであれば少し頑張って踏み出していただくのがいい気がします。

高尾 🌳
悩んでるときは、何となく見えてから一歩踏み出そうとしますけど、意外とその一歩を踏み出すことで悩みが解消していくとか、前に進んでる感がどんどん自分のマインドを高めていったりもすると思うので、これも背中を押される言葉をいただきました。

お三方、今日は本当にありがとうございました。

九州・福岡への移住転職ストーリー

本イベントのゲストの中から、西田さん、二田さんの移住転職ストーリーをご紹介します。どんな葛藤を経て、今に至るのか。どんな居場所を手にしているのか。リアルな声を、ぜひ参考にしてみてください。
▼西田さんの移住転職ストーリーはこちら!
東京の大企業から九州を支えるインフラ企業へ。全てが納得できた福岡への移住転職
▼二田さんの移住転職ストーリーはこちら!
20年後に後悔しない選択を。東京で築いたIT知識を福岡で活かしたい

累計の移住転職実績100名以上!
福岡専門、ハイクラス・エクゼクティブ特化
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著者 YOUTURN編集部
YOUTURNは、累計100名以上のハイクラス・エクゼクティブ、大都市の最前線で活躍されたビジネスパーソンの九州・福岡への移住転職を支援するエージェントです。地域特化、UIターン転職ならではフル・オーダーメイド転職支援を通じて、今世の中の求人票にはない、あなただけの求人ポジションをつくります。

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