2024年5月発表！福岡の経済＆まちニュース５選

Webメディアのねとらぼが調査した「移住したい『政令指定都市』は？」というアンケートで、福岡市が第1位を取得したそうです ※1。

福岡市はコンパクトながら交通の利便性が良く、また自然も豊かで食べ物もおいしいという声をよく耳にします。YOUTURNとしても、このように福岡市が第1位に選ばれたことはとてもうれしいですね。

これからも、YOUTURNより九州・福岡の企業の魅力や、地域の情報をお伝えしていきたいと思います。

今回は、2024年5月に発表された福岡の経済とまちに関するニュースをご紹介します。

※1 「政令指定都市」で移住したいと思う場所ランキングTOP20！　1位は「福岡市」【2024年最新投票結果】
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福岡市とカヤック、デジタル地域ポイント「ふくおかポイント」の実証運用開始　2024年5月10日

株式会社カヤックと福岡市がスマートフォンアプリ「ふくおかポイント」の実証運用を開始しました。このデジタル地域ポイントは、福岡市内の9つの校区で試験的に導入されています。地域活動に参加することでポイントを受け取ることができ、ポイントは、市が提供する特典と交換が可能です。

カヤックは、すでに八女市など全国21地域（2024年5月現在）でデジタルコミュニティ通貨「まちのコイン」の企画・開発・運営を行っており、同技術を活かして、福岡市独自のデジタル地域ポイントサービス「ふくおかポイント」を開発しました。この取り組みは、市民が楽しみながら地域活動に関わることを促し、共生社会の推進に貢献することを目指しています。

福岡・天神ビッグバン：旧イムズ跡地に新ランドマーク、地上21階ビルが2027年開業予定　2024年5月15日

かつて福岡のランドマーク的商業施設であった「イムズ」跡地に、新たな複合ビルが建設されることが発表されました。この新たな開発は、「天神ビッグバン」という福岡市の都市再生戦略の対象で、国の国家戦略特区を活用して建物の高さ制限などが緩和されたことにより、高さはおよそ９１メートルの高層ビルになる予定です。

商業スペース、オフィス、そして九州初進出となる米ホテルブランド「エースホテル」を中核に据え、2027年の開業を予定しています。イムズは1989年の開業以来、文化の発信拠点として親しまれてきましたが、新ビルでもエースホテルが芸術や音楽などの文化プログラムを提供する方針です。

福岡市、「こども誰でも通園制度」を7月スタート！国の上限の4倍の利用時間可能に　2024年5月23日

福岡市は、保護者の就労状況に関わらず、子供を保育施設に週に1日、定期的に預けることができる「こども誰でも通園制度」を2024年7月1日から開始します。この制度は、生後6か月から2歳までの子供が対象で、利用料は原則1時間300円。また、福岡市はこの制度の利用時間を、国が設定した上限の4倍、つまり最大月40時間まで拡充すると発表しました。受け入れる保育施設は32か所で、定員は約900人を予定しています。

保護者の就労状況に関わらず利用できるということで、保育園などを利用することで保護者もリフレッシュでき、育児疲れの解消や孤立防止の役割としても期待されています。

福岡市の官民協働型スタートアップ支援施設 Fukuoka Growth Next、新たな支援施策を開始　2024年5月27日

福岡市の官民協働型スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next（FGN）」は、新たな支援施策「Fukuoka Growth Network」「High Growth Program」を開始しました。これらのプログラムは、福岡市のスタートアップがさらなる成長を遂げることを目指しています。

「Fukuoka Growth Network」は、一定のステージに達したスタートアップをネットワーク化し、FGN支援メニューを提供します。一方、「High Growth Program」は、福岡を代表するスタートアップへの成長が期待される企業に対し、そのスタートアップが事業に集中するために必要な支援を提供する選抜型プログラムです。

Fukuoka Growth Nextの運営には福岡地所やZero-Ten Parkといった福岡の企業が関わっています。

再春館製薬所、社員のキャリア形成を支援。国内・海外で7.6%の賃上げを実施　2024年5月28日

再春館製薬所は、2024年4月に国内・海外の正社員とパートタイム等の非正規社員を対象に、平均7.6％の賃上げを実現しました。この賃上げは既存社員と、24年春の新卒新入社員を対象に行われ、パートタイム社員の時給も100円アップされました。日本商工会議所によると、2024年4月時点で中小企業の正社員の賃上げ率は平均で3.62%、経団連が5月に公表した1次集計結果では、大手企業の賃上げ率は5.58%だったことと比較すると再春館製薬所の賃上げ率は他社や全体平均と比較してもかなり高い水準にあると言えます。

また、2024年6月からは、「管理職以外のキャリアコース」等の多様な働き方を望む社員の声を受け、キャリア形成の一環としてマネジメント以外のキャリアコースを新設しました。再春館製薬所は、「100年生き続ける会社」を目指し、社員一人ひとりが自分自身の能力を最大限に発揮できる場の創出を目指しています。また、女性社員が活躍しやすい会社づくりに努めており、女性管理職登用率は47％と全国的にもトップレベルの水準を誇っています。

女性社員や非正規社員への配慮や、多様なキャリアパスの提供は、今後の労働環境改善のモデルケースとなるのではないでしょうか。

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[参照]
株式会社カヤック「【ポイ活で地域貢献】カヤックと福岡市がデジタル地域ポイント「ふくおかポイント」の実証を5月10日から開始」2024年5月10日
NHK「福岡 天神の「イムズ」跡地に地上２１階建て高層ビル着工」2024年5月15日
読売新聞オンライン「福岡市「イムズ」跡地に新複合ビル着工…２０２７年開業予定、中核は米ブランド「エースホテル」」2024年5月16日
朝日新聞デジタル「「こども誰でも通園制度」福岡市が今年度の募集開始　施設や定員増」2024年5月28日
福岡市「「福岡市型」こども誰でも通園制度について」2024年6月13日
Fukuoka Growth Next「Fukuoka Growth Next、スタートアップの高みを目指す新たな支援施策 「Fukuoka Growth Network」「High Growth Program」を開始」2024年5月26日
PR TIMES「再春館製薬所、2024年より国内・海外の社員を対象に平均7.6％の賃上げを実現」2024年5月28日
日本経済新聞「中小賃上げ率3.62%、大企業となお格差　日商調査」2024年6月5日

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