2023年を振り返る。福岡5大経済&まちのニュースまとめ
2月3日は節分ですね。
旧暦では、節分は大晦日にあたるのだとか。そんな節目のタイミングで、2023年の福岡ニュースを振り返ってみたいと思います。
2023年の九州・沖縄エリアのIPOは7社。過去10年で最多だった
2023年は九州・沖縄企業の新規株式公開(IPO)は7社であり、このうちFusic、ニッポンインシュア、売れるネット広告社、QPS研究所の4社が福岡市に本社を置く企業でした。ちなみに、九州・沖縄企業の新規上場は2022年には3件であり、倍増となったようです。
〇株式会社Fusic
2023年3月31日、東京証券取引所グロース市場および福岡証券取引所Q-Boardに上場
〇西部技研
2023年10月3日、東京証券取引所スタンダード市場に上場
キャナルシティ博多そばリバーフロントに「010 BUILDING」が誕生
新たに福岡の名所となるエンタテインメント複合施設をZero-Tenが誕生させました。
(※2022年12月のニュースですが、2023年に含めています)
イマーシブシアター、こだわりのレストラン、バーなどが入った新しいカルチャーを発信する複合施設です。
イマーシブシアターとは食事をしながら楽しめる体験型エンターテインメント。「THE BOX」(NYやLondonで最先端のクラブを手がけるOTBAのプロダクションチーム)がディレクションする、世界トップレベルのショーを楽しむことができます。
映像、グラフィックデザインや、イベントなどのクリエイティブ制作・プロデュースを主な事業としています。CEOの榎本さんは、もともとはニューヨークで映像やアートの制作を行っていた人物。世界を1/3周したり、2018年には、榎本さんの初映画監督作品がモナコ国際映画祭で最優秀賞を受賞するなど、非常にユニークな経歴をお持ちです。
福岡地所、天神ビジネスセンター2期計画の概要を2023年6月に発表
過去の福岡最新情報をお届け!メールマガジンでも取り上げた天神ビジネスセンター。デベロッパーの福岡地所により「2期計画」の概要が発表されました。
魅力あるデザイン性に優れたビルに対して福岡市がインセンティブを付与する取り組みである「天神ビッグバンボーナス」。同プロジェクトはこの認定を受けており、下記のような特徴を持つビルディングです。
◆緑化計画「都心の森1万本プロジェクト」を踏まえた緑の憩い空間
◆天神ビジネスセンター(1号)に引き続き、デザイン監修は重松象平氏(OMA パートナー及びニューヨーク事務所代表)。新たな天神のランドマークとなる、洗練されたシンボリックなデザイン
https://fukuokajisho.com/news/453/
福岡大名ガーデンシティ開業。福岡にザ・リッツ・カールトン福岡が誕生
2023年3月、大規模な複合施設である「福岡大名ガーデンシティ」が誕生しました。
旧大名小学校の跡地に開発され、高層階にはグローバルラグジュアリーホテルの一つであるザ・リッツ・カールトン福岡が開業しています。
商業フロアは「福岡大名ガーデンシティ・ビオスクエア」とネーミングされ、飲食店を中心とした店が揃いました。入居する15店舗の中には、焼肉のkintanなど西日本初上陸の5店舗も。
◆HORIE ONEで堀江さん・高島市長の対談ロケ地にもなっていました!(YouTubeチャンネルのリンクです。音声が流れます)
https://youtu.be/OQqz1rySvVs?si=dtU_-nR8JDQzVRKp
アジアの玄関口とも言われる福岡。インバウンド来日も回復傾向。国際線も増便
福岡県の発表によれば、2023年6月の入国者数は22万人でした。2019年6月の28万人と比べても80%の回復を見せており、コロナ禍前の水準に近付いていることが分かります。
空の玄関口である福岡空港は、発着便数はコロナ禍前に比較し90%まで回復。タイとの往復便数は2倍に増えたそうです。ますます訪日の動きが活発化しそうですね。
また福岡空港は2023年5月に国際線ターミナルのラウンジをリニューアルオープン、12月1日には国際線ターミナル北側コンコースを延伸させました。今後続々と商業施設の開業も予定されているようで、楽しみです。
[参照]
“九州・沖縄の23年国際線回復 福岡空港はコロナ前の9割”.日本経済新聞.2023-12-27.
“九州・沖縄の23年IPO、過去10年で最多の7社 新興育つ”.日本経済新聞.2023-12-26.
“(仮称)天神ビジネスセンター2期計画の概要について”.福岡地所株式会社.2023-06-07.
“福岡県観光の現状と課題について”.福岡県商工部観光局観光政策課.2023-08-28.